伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は、京都市伏見区にある神社です。

「千本鳥居(せんぼんとりい)」で有名な、京都が世界に誇る超人気の観光スポットですね。

朱色の鳥居がずらーっと立ち並ぶ姿はまさに圧巻!

その光景を一目見つために、毎日世界中からの観光客でごったがえします。

そんな伏見稲荷にせっかく行くんだったら、

「人が少ない時間帯にゆっくり見て回りたい!」

「人が写らない綺麗な写真を撮りたい!」

「早朝なら空いているんじゃないかな?」

そんなことを考えますよね。

そんなあなたの想いに応えるために。

朝一番で行ってきました、伏見稲荷大社!


早朝の伏見稲荷大社は空いているか?

結論「空いています!ただし、AM7:30くらいまで!」


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始発電車に乗って、伏見稲荷へ行ってきました。

伏見稲荷に到着したのは午前6:55。朝日が眩しい!

いつもはダダ混みの参道も、観光客の姿は一切無し!


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この時間は、本殿前もまだ誰もいませんでした!

伏見稲荷大社の境内は24時間365日いつでも参拝可能なので、朝一に行っても安心です。

(御朱印を頂ける授与所は8:30からです。)

では、次に一番の見どころである千本鳥居を見に行ってみましょう!


はい、こちらも誰もおらず貸し切りで写真や動画を取り放題でした!


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どこまでも続く千本鳥居を独り占めできるとは、なんとも贅沢ですね!

そんな感じで1時間ぐらい貸し切り状態を満喫。

8:00ちょっと前に本殿近くに戻ってみると…、


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もうすでに観光客でいっぱいでした!

私が行った日は、がらがらに空いている時間は7:30ぐらいまででした。

まさに早起きは三文の徳!

空いている伏見稲荷大社を満喫したければ、ちょっと朝早く起きて出かけてみませんか?

伏見稲荷大社について

Webサイト

詳細

住所:〒612-0882 京都市伏見区深草薮之内町68番地
連絡先:075-641-7331
創建:711年(奈良時代)

拝観時間

24時間(授与所は8:30~16:30)

拝観料

無料


お稲荷さんの秘密

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お稲荷さんとは「狐の神様」。

そのため伏見稲荷大社には、狛犬ならぬ狛狐が沢山おかれています。

この狛狐、実はよく見ると「稲穂」や「巻物」、「玉」、「鍵」といったものをくわえているんです。

これらにはそれぞれきちんとした理由があり、稲穂は「五穀豊穣」、巻物は「知恵」を、そして「玉」と「鍵」は「玉鍵信仰」と言われる稲荷大神の信仰を表しています。


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夏の風物詩である「花火」が打ち上げられる際、「たーまやー!」とか「かーぎやー!」って掛け声をかけますよね。

この「玉屋」と「鍵屋」は昔の花火屋の屋号で、このお稲荷さんがくわえている「玉」と「鍵」が屋号の由来なんだとか。

伏見稲荷大社に行く際には、ぜひ狐が何をくわえているかに注目してみてください!

伏見稲荷大社の歴史とみどころ

では、当日訪問した際に撮影した写真を参考に、伏見稲荷大社の歴史と見どころを振り返りたいと思います。


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参道を進むとまず見えてくるのが朱塗りの楼門(ろうもん)

重要文化財に指定されています。


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楼門の先を進んでいくと、拝殿(はいでん)があります。

伏見稲荷大社には拝殿が2つあり、入り口近くに建つこちらは外拝殿(げはいでん)と呼ばれます。

重要文化財に指定されています。


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外拝殿の奥にある建物が、もう一つの拝殿である内拝殿(ないはいでん)

この奥に主祭神を祀る本殿があります。


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こちらが伏見稲荷大社の本殿(ほんでん)

応仁の乱で破壊され1499年に再建されたもので、重要文化財に指定されています。


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本殿の横にある神楽殿(かぐらでん)


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神楽殿の襖絵には、大きな松の木が描かれているのが特徴的です。


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本殿を奥に進むと見えてくるのが権殿(ごんでん)

権殿は仮殿(かりどの)とも呼ばれ、本殿が改築や修理される際にご神体を一時的に奉安する建物です。

こちらも一度焼失しており、1635年ごろに再建された重要文化財です。

この権殿の左手にある階段を登ると、奥宮があります。


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こちらが奥宮(おくのみや)、重要文化財に指定されています。

この奥宮の横にある鳥居が、世に有名な千本鳥居のスタート地点となります。


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どこまでも続く鳥居の道。


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千本鳥居という名前がついていますが、現在の鳥居の数はゆうに3,000本を超えるそうです。


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外から見ても圧巻ですね!


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千本鳥居は、右側通行の一方通行ですので逆走しないようにしましょう!

写真の向かって右側が「行き」の道、左側が「帰り」の道です。

で、普通ならこの千本鳥居で満足して観光終了!となると思います。

だがしかし!

実はこの先にも鳥居の道がずーっと続いており、稲荷山の頂上まで続いています。

ということで、時間のある方は稲荷山にもぜひ行ってみてください。

え、私ですか?

もちろん登りましたよ!


稲荷山を登ってみよう!

稲荷山をぐるっと一周する場合、距離は約4km、徒歩で2時間程度かかります。

道は整備されていますが、階段が続きますので歩きやすい靴で行きましょう!


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千本鳥居を抜けて、どんどん先に進んでいきます。


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このような階段がずーっと続きます。

鳥居もずーっと続いています。


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途中の四つ辻(よつつじ)という場所からの眺望。

頂上はまだまだ先なので、ここで一度休憩を取りました。


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苔むしたお稲荷様や祠。

このように、稲荷山では麓の本殿とはまた違った荘厳な雰囲気を味わうことが出来ます。


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汗だくになりながらようやく標高233mの頂上にたどりつきました!

麓からは40分ほどかかりました。


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稲荷山の山頂にある、一ノ峰の上之社(かみのやしろ)


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こちらは、山の中腹にあるニノ峰の中之社(なかのやしろ)


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こちらは山の下側にある三ノ峰の下ノ社(しものやしろ)

いかがでしたか?

この稲荷山には、麓の豪華な本殿とはまた違う荘厳な雰囲気があります。

興味のある方は、一度稲荷山を一周してみてはいかがでしょうか?

伏見稲荷大社の御朱印

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伏見稲荷大社への行き方/アクセス方法

伏見稲荷大社の最寄り駅は、「京阪伏見稲荷駅」または「JR稲荷駅」です。

駅の目の前が参道です。


大阪駅からのルート例(電車)

乗換え案内(電車)

①JR大阪環状線で「大阪駅」から「京橋駅」へ行き、京阪電車に乗り換え。

②京阪電車で「京橋駅」から「伏見稲荷駅」へ。

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なんば駅からのルート例(電車)

乗換え案内(電車)

①大阪メトロ御堂筋線で「なんば駅」から「淀屋橋駅」へ行き、京阪電車に乗り換え。

②京阪電車で「淀屋橋駅」から「伏見稲荷駅」へ。


京都駅からのルート例(電車)

乗換え案内(電車)

①JR奈良線で「京都駅」から「稲荷駅」へ。

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伏見稲荷駅/稲荷駅からの徒歩ルート例

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京阪伏見稲荷駅からは徒歩約10分。

JR稲荷駅からは徒歩約3分(駅の目の前が参道)です。


タクシーを使う場合

京都駅から:約1,200 (約10分)

祇園四条駅から:約1,900円(約20分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合

・タクシーを呼びたい場合

・タクシー配車連絡先(京都駅周辺)

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いかがでしたか?

それでは楽しい旅を!