京都のお寺:「観智院 (東寺塔頭)」の見どころと行き方

Pocket

  • English
  • 日本語
  • 中文(繁體)

kanchiin-03-txt

観智院(かんちいん)は、京都市南区にある東寺真言宗東寺塔頭の一つです。

このお寺には真言密教の経典が多数所蔵されているので、「真言宗の観学院」とも言われています。

今風に言うと、「真言宗の大学院」と言った位置づけでしょうか。
そのため、この寺院からは数多くの有能な学僧が輩出されたと言います。

」という名前は伊達じゃありませんね・・・!!

また、このお寺は剣豪・宮本武蔵が「一乗寺下り松の決闘」の後、身を隠したお寺でもあるんです。

そんなこのお寺の見どころは「剣豪 宮本武蔵が遺した水墨画」。

実は、宮本武蔵は芸術家としても有名だったんですね。
彼の作品を京都市内で実際に見ることができるのはここだけ!!なので、とても貴重です。

「剣豪が遺した水墨画を見たければ観智院へ!!」

今回はそんな観智院を訪ねてきました。

Contents:

  1. 観智院の歴史について
  2. 親寺「東寺」について
  3. 観智院について
  4. 参拝の注意点
  5. 観智院の見どころ
  6. 観智院の動画・写真一覧
  7. 観智院の御朱印
  8. 観智院の行き方・アクセス方法
  9. 観智院周辺のホテル検索・予約

1.観智院の歴史について

観智院の紹介をする前に、ちょっとこのお寺についての歴史を勉強をしてみましょう。
そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

観智院は、室町時代1359年に、真言宗の学僧・杲宝(ごうほう)によって創建されました。

彼は、東寺の創建からのお寺の歴史を記した「東宝記(とうぼうき)」という書物を纏めた人物でもあります。
この書物はとても貴重なものであり、現在国宝に指定されているんですよ。

安土桃山時代1596年に、慶長伏見地震によって寺院の客殿や伽藍は全壊してしまいました。
そのため、この寺院の建物は全て江戸時代以降の再建なんですね。

そして江戸時代1605年に、豊臣秀吉の正妻・北政所(きたのまんどころ)の寄進によって客殿が再建されました。
この客殿は、現在国宝に指定されています。

またこのお寺は、江戸時代初期に剣豪・宮本武蔵(みやもとむさし)が「一乗寺下り松の決闘」の後、このお寺に一時身を隠した事でも知られています。
そのため、このお寺の客殿には宮本武蔵が描いた水墨画が遺されているんですよ。必見です!!
(写真はパンフレットより抜粋。)
kanchiin-02-1

さて、このお寺で取り上げたい歴史のキーワードは・・・、

十三参り(じゅうさんまいり)」と「虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ)」です!!

ナニソレッ・・・て??

・・・まぁ、このキーワードは日本でも関西や京都が中心の風習なので、知らない人も多いと思います。
では、こてこての関西人のおっちゃんバージョンでこのキーワードを説明しましょう。

ほな、まずは「十三参り」について紹介するでー。

これはな、「子供の13歳を祝って幸せを願ったろ!!」っちゅー風習なんや。
みんな「七五三(しちごさん)」ぐらいは知っとるやろ・・・!?

「十三参り」は「七五三の13歳バージョンの行事」っちゅー感じなんやで。
特に京都やと「子供が賢ぅ育つには、13歳で虚空蔵菩薩はんにお参りせなあきまへんのや!!」って具合に、重要視されとるんやで。

お、次のキーワードが出てきたな。
よっしゃ、じゃ次は「虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ)」を紹介するで。

ここ観智院のご本尊は、「五大虚空蔵菩薩」や。
この菩薩様はな、菩薩の中で「13番目」に誕生した「智慧」を司るっちゅーえらい菩薩様なんや。
(写真はパンフレットから抜粋しとるで。)
kanchiin-01-1

「13番目」と「智慧」というところに注目してや!!

せや、「十三参り」っちゅー風習は「13番目に生まれた智慧の神様」に「13歳の子供が智慧を授かりに行く」っちゅう語呂合わせやねんな。

せやから、「虚空蔵菩薩」が本尊っちゅーこのお寺は「十三参り」のお寺としても知られとるんや。
(まぁ、十三参りで一番有名なお寺は、嵐山にある法輪寺っちゅーお寺なんやけどな・・・。)

因みに「十三参り」には、参拝した後にお寺を出るまで「後ろを振り返ったらアカーン!!」という慣わしがあるんやで。
もし途中で振り返ってしもたら、せっかくもらった智慧を返さなあかん言われとるから気ぃつけやー!!

こんな感じやで。ほななー。

教訓:「十三参りのときは、振り返っちゃダメ、ゼッタイ!!」

おしまい。

2.親寺「東寺」について

親寺である「東寺」の歴史にも興味がある人は以下の記事を見てくださいね!!

3.観智院について

開門時間:9:00 ~ 17:00
参拝料:500円(高校生以上), 300円(中学生以下)*東寺との共通割引料金有り。
住所:〒601-8473 京都府京都市南区九条町403
連絡先:075-691-1131
創建:1359年
開基:杲宝(ごうほう)
宗派:東寺真言宗
ご本尊:五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)

観智院(かんちいん)は、京都市南区にある東寺真言宗東寺塔頭の一つです。
kanchiin-03

このお寺には真言密教の経典が多数所蔵されているので、「真言宗の観学院」とも言われています。
kanchiin-04

江戸時代には、あの徳川家康もこのお寺を「真言宗の観学院」として正式に認めていたんですよ。
kanchiin-05

またこのお寺は、江戸時代初期に剣豪・宮本武蔵(みやもとむさし)が「一乗寺下り松の決闘」の後、このお寺に一時身を隠した事でも知られています。
kanchiin-06

それでは、観智院の見どころを見ていきましょう!!
kanchiin-08

4.参拝の注意点

・2017年5月25日から、通年で公開されるようになります。

・建物内部の写真撮影は禁止です。(お庭に向けての撮影はOKでした。)

・一脚や三脚などの利用は禁止です。

・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。

5.観智院の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

西門:Nishi-mon gate

こちらがお寺の入口にあたる、西門(にしもん)です。
kanchiin-03

南門:Minami-mon gate

こちらが勅使門の役割がある、南門(みなみもん)です。
kanchiin-10

静観堂:Seikan-do*

こちらが静観堂(せいかんどう)です。
庫裏の脇に建てられており、弘法大師空海の像が祀られています。
kanchiin-11

庫裏:Kuri

こちらが庫裏(くり)です。この建物で拝観の受付を行います。
kanchiin-12

客殿 (国宝)*:Kyaku-den hall (National treasure)*

こちらが江戸時代1605年に再建された、国宝の客殿(きゃくでん)です。
拝観エリアからは全体像が撮影出来ないため、写真はパンフレットより抜粋しています。

この客殿は、豊臣秀吉の正妻・北政所(きたのまんどころ)の寄進によって再建されました。
kanchiin-14

床の間には、宮本武蔵筆の水墨画が飾られています。
kanchiin-02-1

涅槃録(長者)の庭*:Nehanroku(Choja)-no-niwa garden*

客殿の前庭は、涅槃録(長者)の庭と呼ばれる枯山水庭園になっています。
kanchiin-15

庭園のデザインは、「真言密教の世界観と悟りの境地」を表現しているそうです。
kanchiin-17

以前は異なるデザインの枯山水庭園でしたが、真言宗の立宗1200年を記念して2017年に新しく生まれ変わりました。
kanchiin-16

六地蔵尊*:Rokujizoson (Six Jizo)*

こちらは、六地蔵尊(ろくじぞうそん)です。
「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天上」の六道を行脚する地蔵菩薩です。
kanchiin-17-2

金剛蔵*:Kongo-zo (treasure house)*

こちらが宝物庫としての役割がある、金剛蔵(こんごうぞう)です。
kanchiin-18

本堂*:Hon-do hall*

こちらが、本堂(ほんどう)です。
拝観エリアからは全体像が撮影出来ないため、写真はパンフレットより抜粋しています。
kanchiin-19

屋根飾りがとても特徴的ですね。
kanchiin-20

こちらの建物には、重要文化財であるご本尊の五大虚空蔵菩薩が祀られています。
(写真はパンフレットより抜粋。)
kanchiin-01-1

四方正面の庭*:Shihoshomen-no-niwa garden*

中庭は、四方正面の庭(しほうしょうめんのにわ)と呼ばれています。
その名の通り、小さいながらもどの方向から見ても趣きを感じさせてくれるお庭です。
kanchiin-24

書院*:Shoin*

本堂裏手には、書院(しょいん)があります。
kanchiin-21

こちらには日本画家・浜田泰介(はまだたいすけ)によって描かれた「四季の図」が飾られています。
(写真はパンフレットより抜粋。)
kanchiin-25

楓泉観(茶室)*:Fuusen-kan (Tea house)*

こちらが茶室の楓泉観(ふうせんかん)です。書院風の造りになっています。
kanchiin-22

露地*:Roji*

こちらが茶室前の露地(庭園)です。
kanchiin-23

6.観智院の動画・写真一覧

■YouTube:観智院(東寺 塔頭)(京都)の境内と庭園:Kanchi-in (Kyoto) 

■Flickr:観智院(東寺 塔頭):Kanchi-in(20170328)
観智院(東寺 塔頭):Kanchi-in(20170328)

7.観智院の御朱印

観智院の御朱印の墨書きはこのお寺のご本尊である「虚空蔵菩薩」です。
御朱印は東寺の食堂(じきどう)で頂くことができます。(300円)
kanchiin-09

8.観智院の行き方・アクセス方法

観智院への行き方・アクセス方法は以下の通りです。
(観智院は東寺の境内にあります。)

観智院の最寄り駅は「京都駅」または「近鉄 東寺駅」です。
(京都駅、阪急河原町駅、京阪祇園四条駅からバスで行くことも出来ます。)

  乗換え案内

■大阪駅→京都駅→近鉄東寺駅のルート例
toji-49-jp

■なんば駅→京都駅→近鉄東寺駅のルート例
toji-50-jp

■JR京都駅から徒歩で行く場合

徒歩約20分(1.2km)です。
toji-02-txt

■近鉄 東寺駅から徒歩で行く場合

徒歩約7分(400m)です。
toji-03-txt

■JR京都駅前からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

[時刻表]16系統

バス会社:京都市バス
行先・系統:16系統[東寺西門・南区総合庁舎行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場C4]
降車バス停:東寺西門前
運賃:230円
所要時間:約14分

■JR京都駅八条口からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

[時刻表]16系統

バス会社:京都市バス
行先・系統:16系統[東寺西門・南区総合庁舎行き]
乗車バス停:京都駅八条口[乗り場G1]
降車バス停:東寺西門前
運賃:230円
所要時間:約7分

■阪急河原町駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

[時刻表]207系統

バス会社:京都市バス
行先・系統:207系統[四条大宮・東寺行き]
乗車バス停:四条河原町[乗り場D西行き]
降車バス停:東寺東門前
運賃:230円
所要時間:約22分

■京阪祇園四条駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

[時刻表]207系統

バス会社:京都市バス
行先・系統:207系統[四条大宮・東寺行き]
乗車バス停:四条京阪前[乗り場B]
降車バス停:東寺東門前
運賃:230円
所要時間:約25分

■タクシーで行く場合

京都駅から:850円 ~ 960円 (約10分)
祇園四条駅から:1,730円 ~ 2,000円(約15分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
toji-51

・タクシーを呼びたい場合
taxi-call

[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

9.観智院周辺のホテル検索・予約

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

<日本・関西の観光情報はJapan’s Travel Manualで検索!!>
<「どこよりも詳しい観光地への行き方を紹介するサイト」を目指しています。>

Pocket

Follow on SNS

Leave a Reply

*