近江神宮(おうみじんぐう)は、滋賀県大津市にある神社です。

神武天皇即位紀元2600年」を記念して、昭和15年(1940年)に創祀された比較的新しい神社です。

主祀神は小倉百人一首の「第一首目の和歌」を詠んだ歌人としても知られる天智天皇(てんちてんのう)

「秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ」

百人一首をあまり知らなくても、この和歌だけは何か聞いたことあるぞという人も多いのでは?

そんな縁もあり、この神社は毎年1月に競技かるたの名人戦やクイーン戦が開催される「かるたの殿堂」!

有名な漫画・アニメである「ちはやふる」の舞台にもなった場所でもあります。

そんな近江神宮の見どころは、「和歌やかるたに彩られた境内」!

今回はそんな近江神宮を訪れました。


近江神宮の歴史

では、まずはじめに近江神宮の歴史と覚えておきたいポイントを一緒に見て行きましょう!


この近江神宮は、神武天皇即位紀元2600年を記念して、昭和15年(1940年)に創祀されました。

この神社で覚えておきたいキーワードは、天智天皇(てんちてんのう)かるたの殿堂

近江神宮があるこの地は、飛鳥時代の667年に遷都された近江大津宮(おうみおおつのみや)という都があった由緒正しい土地。

その遷都を行った人物こそが、何を隠そうこの神社の主祭神である天智天皇なんです。

このお方、天皇になる前は中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)という名前でした。

そうです、645年に成立した天皇中心の政治手法である大化の改新(たいかのかいしん)を行った人物です。

「むしごめ(645年)食べて、大化の改新」。

こんな感じで暗記した方も多いのではないでしょうか?


天智天皇の神様としての名前は、運命開拓のご利益を持つとされる天命開別大神(あめみことひらかすわけのおおかみ)

そんな神様でもある天智天皇は、「小倉百人一首の最初の和歌」を詠んだ歌人としても有名です。

小倉百人一首は、天智天皇が詠んだこんな歌で始まります。

「秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ」

意訳すると、

「ちょ、おま、いま田んぼの実りを見るために建てた仮小屋におるんやけど、めちゃぼろいから夜露で着物がびっしょびしょ。」

てな感じでしょうか?

(本来はもっと真面目な秋の物憂げに変わる風景と人の心の移り変わりを詠んだものです。あくまで意訳ですので悪しからず。)

百人一首をあまり知らなくても、この歌だけは聞いたことあるぞ!という人も多いはず。

私もこの歌だけは暗記しています。

そんな歌を詠んだ神様が祀られているので、まさにここは「かるたの殿堂」の称号にふさわしい神社なんですね。

おしまい。

参拝の注意点

神社の詳細

住所:〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1-1
連絡先:077-522-3725
創建:1940年
創始者:-
主祭神:天智天皇(てんちてんのう)

参拝時間

境内 6:00~18:00
社務所(御朱印/お守り) 9:00~16:30
時計館/宝物館/祈祷 9:30~16:30

参拝料

境内 無料
時計館/宝物館 300円(大人)/150円(小中学生)

神社のホームページ

その他注意点

・写真/動画撮影可能な場所や、一脚/三脚の利用可否は必ず係員に確認しましょう。

・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。


では次に、近江神宮の見どころを訪問時の写真を参考に振り返ってみたいと思います!


近江神宮の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

一の鳥居 (登録有形文化財)

境内の南側に一の鳥居(いちのとりい)があります。

この石碑の文字は、元内閣総理大臣の近衛文麿(このえふみまろ)さんによる筆なんだそうです。


この一の鳥居(いちのとりい)は、登録有形文化財に指定されています。

実は駅から歩いていくと、境内の西側から入ることになります。

出来れば回り込んででも、この南側の一の鳥居から正式に参拝したいですね!

参道

一の鳥居をくぐると、本殿に続く一本道の参道(さんどう)が続きます。


近江神宮の鎮座するこの土地は、とても自然豊かな場所。

春になると参道は綺麗な花や新緑で彩られます。

二の鳥居 (登録有形文化財)

参道から石段を上った先に、二の鳥居(にのとりい)があります。

こちらの鳥居も、登録有形文化財に指定されています。

歌碑

参道の脇には、古の歌人達が遺した歌や句が刻まれた12もの歌碑(かひ)が置かれています。

これらの歌碑や句碑を見ながら境内を散策するのが、この神社の楽しみの一つですね!

手水舎 (登録有形文化財)

楼門へ上がる前の参道には手水舎(ちょうずしゃ)があります。

こちらの建物も、登録有形文化財に指定されています。

身を清めつつ、楼門へ向かいましょう!

楼門 (登録有形文化財)

手水舎を抜けて、石段を上った先には立派な朱塗りの楼門(ろうもん)がそびえています!

こちらの門も、登録有形文化財に指定されています。


この楼門は1944年の建立後、放火により一部が焼失し1956年に再建されたものです。


神域を囲う楼門の塀には、一面にびっしりと百人一首(ひゃくにんいっしゅ)が掲げられています。

まさに「かるたの殿堂」にふさわしい光景ですね

外拝殿 (登録有形文化財)

近江神宮の拝殿は外と内の2つに分かれています。

こちらは外側の建物・外拝殿(げはいでん)と呼ばれており、登録有形文化財に指定されています。


近江神宮の拝殿と本殿は大規模かる近代的なデザインを持つため、近江造(おうみづくり)と呼ばれています。

そのため、社殿の全てが「登録有形文化財」に指定されているんですね。

内拝殿/本殿 (登録有形文化財)

外拝殿のさらに内陣には内拝殿(ないはいでん)あり、この奥に本殿があります。

こちらも登録有形文化財の指定であり、祭典や祈祷はこの内拝殿にて執り行われます。

北神門 (登録有形文化財)

本殿側から見て左手にある門、総門から連なる門が北神門(ほくしんもん)です。

登録有形文化財の一部であり、百人一首の額がこれでもか!と整然と並べられている様は圧巻です。

神楽殿 (登録有形文化財)

境内の東側に位置する建物が神楽殿(かぐらでん)です。

かるた祭りや、百人一首の大会などが行われる場所です。

栖松遙拝殿

神楽殿の北側にひっそりと佇む小さな社が、栖松遙拝殿(せいしょうようはいでん)です。


昔の皇族・高松宮家/有栖川宮家の御霊殿を祀るため、このような名前がついています。

車寄せ(自動車清祓所) (登録有形文化財)

境内東側の車寄せ(くるまよせ)は、1890年建立の旧大津地方裁判所の建物を移築したもので、登録有形文化財に指定されています…

現在では自動車の祈祷を行う場所として活躍しています。

時計館/宝物館*

主祭神である天智天皇は、何と日本で最初の水時計を作った人物とも言われています。

その功績をたたえるために、こうした時計館/宝物館があるんですね。

和歌に通じているかと思えば、時計の発明までするなんて、天智天皇恐るべし!

漏刻

境内には、天智天皇が日本で最初に作ったとされる水時計のレプリカが、スイスの有名時計メーカーオメガ社により奉納されています。

この水時計は漏刻(ろうこく)と呼ばれており、流れる水の水面の高さによって時刻が分かる仕掛けになっています。

古代火時計

「水時計」があれば当然「火時計」もある!

ということで、境内には古代の火時計のレプリカも奉納されていました。

こちらは4000年前の古代中国で発明された火時計だそうで、重りの糸に火をつけると2時間ごとに重りが落下して音が鳴る仕掛けになっているんだそうです。

こちらはロレックス社による奉納でした!

近江神宮で撮影した動画/写真

近江神宮:Omi-Jingu (20170413)


近江神宮の御朱印

近江神宮の御朱印は「古都大津京鎮座」の文字と、神紋である「波桜(なみざくら)」の朱印が押印されています。

御朱印は授与所で頂くことができます。(300円)

近江神宮への行き方/アクセス方法

近江神宮の最寄り駅は、京阪石山坂本線 近江神宮前駅です。

JR東海道本線「大津駅」やJR湖西線「大津京駅」からバスで行くことも出来ますが、本数が少ないため電車+徒歩で行くことをおすすめします。


大阪駅からのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①JR京都線/湖西線で「大阪駅」から「山科駅」へ行き、京阪京津線に乗り換え。

②京阪京津線で「京阪山科駅」から「浜大津駅」へ行き、京阪石山坂本線に乗り換え。

③京阪石山坂本線で「浜大津駅」から「近江神宮前駅」へ。

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なんば駅からのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①大阪メトロ御堂筋線で「なんば駅」から「梅田駅」へ行き、JR京都線に乗り換え。

②JR京都線/湖西線で「大阪駅」から「大津京駅」へ行き、京阪石山坂本線に乗り換え。

③京阪石山坂本線で「皇子山駅」から「近江神宮前駅」へ。

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京都駅からのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①JR琵琶湖線で「京都駅」から「膳所駅」へ行き、京阪石山坂本線に乗り換え。

②京阪石山坂本線で「京阪膳所駅」から「近江神宮前駅」へ。

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近江神宮前駅からの徒歩ルート例

徒歩約10分(500m)です。


大津駅からバスに乗車する場合

バス乗換え案内

「大津駅乗り場3」から京阪バス「66/66A系統」に乗車、「近江神宮前」で下車。

バス会社:京阪バス
行先・系統:66,66A系統[比叡平行き]
乗車バス停:大津駅[乗り場3]
降車バス停:近江神宮前
運賃:230円
所要時間:約25分


大津京駅からバスに乗車する場合

バス乗換え案内

「大津京駅銀行前」から京阪バス「66/66A系統」に乗車、「近江神宮前」で下車。

バス会社:京阪バス
行先・系統:66,66A系統[比叡平行き]
乗車バス停:大津京駅 銀行前
降車バス停:近江神宮前
運賃:210円
所要時間:約5分


タクシーで行く場合

京都駅から:約5,500円(30分)

京阪 祇園四条駅から:約5,000円(25分)

JR大津駅から:約2,200円(10分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合

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・タクシーを呼びたい場合

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タクシー配車連絡先(京都駅周辺)

タクシー配車連絡先(大津駅周辺)

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いかがでしたか?

それでは楽しい旅を!