京都のお寺:青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の見どころと行き方

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    青蓮院(しょうれんいん)は、京都市東山区にある天台宗門跡(もんせき)です。

    門跡とは、代々皇族や貴族などが住持する格式高い寺院のことを指します。
    このお寺は三千院妙法院と共に、天台宗の総本山・比叡山延暦寺の三門跡の一つに数えられているんですよ。

    また、江戸時代1788年に、後桜町天皇内裏(天皇の住居)が火災で焼失したため、仮の御所となった歴史を持つ寺院でもあります。
    このため、その後境内全体が「青蓮院旧仮御所」という名目で国の史跡に指定されました。

    青蓮院の見どころは、「ぐるりと一周できる落ち着いた雰囲気の境内」。

    入口から出口までぐるーっと周遊できる境内は秀逸の美しさですよ。

    「ゆったりと国の史跡を味わいたいなら青蓮院へ!!」

    今回は、そんな青蓮院を訪ねてみました。

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    Contents:

    1. 青蓮院の歴史を知ろう!!
    2. 将軍塚青龍殿にも行ってみよう!!
    3. 青蓮院について
    4. 春の夜間ライトアップ”京都・東山花灯路”
    5. 参拝の注意点
    6. 青蓮院の見どころ
    7. 青蓮院の動画・写真一覧
    8. 青蓮院の御朱印
    9. 青蓮院の行き方・アクセス方法
    10. 青蓮院周辺のホテル検索・予約

    1.青蓮院の歴史を知ろう!!

    青蓮院の紹介をする前に、ちょっとこのお寺についての歴史を勉強をしてみましょう。
    そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

    天台宗の宗祖・最澄(さいちょう)奈良時代788年比叡山延暦寺を開基した際に、僧侶の宿坊として「青蓮坊(しょうれんぼう)」という寺院をこの地に建立しました。

    そして、平安時代1150年に、天台宗の第十二代座主・行玄(ぎょうげん)がこのお寺の門主となった際、正式に’青蓮院(しょうれんいん)‘として創建されました。

    江戸時代1788年には、後桜町天皇(ごさくらまちてんのう)内裏が火災で焼失したため、この青蓮院が仮御所として使われました。
    そのため、このお寺はこの土地の名前に因み「粟田御所(あわたごしょ)」とも呼ばれています。

    また、明治時代1893年には大規模な火災に遭い、ほぼ全ての建物を消失しました。
    そのため、このお寺の建物は、そのほとんどが明治時代以降に再建されたものなんですね。

    また、このお寺は国宝に指定されている「青不動明王二童子像」を保有しています。
    「青不動」と呼ばれるこの不動画は、高野山明王院の「赤不動」、三井寺の「黄不動」とともに日本三不動の一つに数えられている貴重な画なんですよ。
    (写真はパンフレットより抜粋)
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    この不動明王の画像は、現在は2014年に新しく東山山頂に建立された「青龍殿(せいりゅうでん)」にて祀られています。
    てことで、是非「青龍殿」も一緒に訪れることをおススメします。

    さて、前置きが長くなりましたが、このお寺で取り上げるキーワードは「慈円(じえん)」!!

    誰だそれ・・・って!?

    この人、有名じゃないんですが、実はとってもすごーい人なんです。
    知ってて損は無し!!ですよ!!

    彼は鎌倉時代初期の僧侶で、天台宗の座主を4度も務めた人物なんです。
    んで、この青蓮院は彼の時代が一番栄えていた!!とも言われているんですよ。

    青蓮院は「天台宗」のお寺、ご存知の通り総本山はあの「比叡山延暦寺」です。←ここ重要!!

    当時の延暦寺は、ちょっとやんちゃなお寺として有名で、他の宗派の弾圧なんかもやっちゃってたんですね。
    んで、その厳格な戒律の観点から、特にゆるふわ系の浄土宗とは犬猿の仲だったんですよ。

    延暦寺<「念仏唱えるだけで極楽いけるとか、浄土宗はアホちゃうか。」
    延暦寺<「ひゃっはー!そんな宗派は弾圧するぜー!ほれほれー!」

    しかし、弾圧する側だったはずの慈円は、他の宗教に対してもとっても寛大だったんです。

    慈円<「あー、また親寺の延暦寺が暴れとるわ・・・。かなわんわー。」
    慈円<「同じ仏教を信仰する仲間なんやから、仲良うすればええのに。」

    てなことで、彼は当時延暦寺や朝廷に迫害(「承元の法難(じょうげんのほうなん)と言います。」)を受けていた、浄土宗の開祖・法然(ほうねん)やその弟子の親鸞(しんらん)を助けました。
    そして、彼はなんと迫害を受けていた法然を不憫に思い、法然に青蓮院の境内の一部を分け与えたんです・・・!!

    慈円さん、太っ腹!!

    慈円<「法然とか島流しにされて、ひきこもっちゃったで。まじ同情するわ。」
    法然・親鸞<「うぅっ、もう俺ら一生島に引きこもって、働かずに生活保護受けるヒキニートになるわ・・・。」
    慈円<「・・・、おいおいどこの時代やねん。せや、お寺の一部でも分けたって、助けたろか。」
    法然・親鸞<「ふおお、まじっすか。やる気出てきた!新しいお寺つくるで!」

    その分け与えられた土地に法然が建てたお寺が、現在の知恩院(ちおんいん)なんですよ!!
    だから、青蓮院と知恩院はお隣さん同士なんですねー。

    また、浄土真宗の開祖・親鸞は、実は幼少の頃、慈円の元で出家していたんですね。
    だから、このお寺は天台宗でありながら、浄土真宗の聖地の一つでもあるんですよ。
    それが理由で、このお寺の植髪堂(うえかみどう)には、親鸞の像と彼の遺髪が祀られているんですよ。

    現在の日本で最も信仰されていると言われている浄土宗と浄土真宗。
    そんな二つの宗派は、なんとこの慈円によって歴史の迫害から守り抜かれたんですねー!!

    ・・・ね、すごい人でしょ?

    「円く慈しむ」と書いて「慈円」。

    その名前が表している通り、彼には「無限の愛」があったんでしょうねー!!

    イイハナシダナー。(ノд・。) 

    教訓:「名は体を表す」って言葉は本当だった!!

    2.将軍塚青龍殿にも行って見よう!!

    青龍殿だけではなく、飛地境内である「青龍殿」にも興味がある人は以下の記事を見てくださいね!!

    3.青蓮院について

    開門時間:9:00 ~ 17:00 (夜間特別拝観:18:00 ~ 22:00)
    参拝料(通常拝観):500円(大学生以上), 400円(中・高学生), 200円(小学生)
    参拝料(夜間特別拝観):800円(大学生以上), 400円(小・中・高学生)

    住所:〒605-0035 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
    連絡先:075-561-2345
    創建:1150年
    開基:行玄(ぎょうげん)
    宗派:天台宗
    ご本尊:熾盛光如来(しじょうこうにょらい)

    青蓮院(しょうれんいん)は、京都市東山区にある天台宗門跡(もんせき)です。
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    門跡とは、代々皇族や貴族などが住持する格式高い寺院のことを指します。
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    このお寺は三千院妙法院と共に、天台宗の総本山・比叡山延暦寺の三門跡の一つに数えられているんですよ。
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    江戸時代には、仮御所としても使われた歴史を持ちます。
    そのため、このお寺はこの土地の名前に因み「粟田御所(あわたごしょ)」とも呼ばれているんですね。
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    境内全体が国の史跡に指定されており、ぐるーっと1周できる回遊式庭園のような造りになっています。
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    落ち着いた雰囲気の境内は、ゆったりと時間を過ごすには最適ですね!!
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    それでは、青蓮院の見どころを見ていきましょう!!
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    4.春の夜間ライトアップ”京都・東山花灯路”

    青蓮院は、毎年春(3月上旬)に開催される夜間ライトアップイベント「京都・東山花灯路」の会場になります。
    また、秋(11月ごろ)には独自にライトアップイベントを開催しています。

    とても幻想的なライトアップイベントですので、春や秋に青蓮院に行く際は是非夜に訪れて見て下さい。

    ↓京都・東山花灯路の訪問記事はこちら↓

    5.参拝の注意点

    ・華頂殿以外の建物内部の写真撮影は禁止です。

    ・一脚や三脚などの利用は禁止です。

    ・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。




    6.青蓮院の見どころ

    *のついている見どころは有料エリアです。

    薬医門:Yakui-mon gate

    こちらがお寺の入口にあたる、薬医門(やくいもん)です。
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    (天然記念物):Kusu (camphor tree) (Natural monument)

    青蓮院の境内にある5本の楠(くすのき)は、樹齢800年以上を誇り、天然記念物に指定されています。
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    寺務所:Office of a temple

    こちらが寺務所(じむしょ)です。
    ここで拝観の受付や御朱印を頂くことができます。
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    枯山水庭園:Karesansui (japanese rock) garden

    寺務所の手前には、枯山水庭園があります。
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    華頂殿*:Kacho-den hall*

    こちらが客殿としての役割を持つ、華頂殿(かちょうでん)です。
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    華頂殿の内部は三十六歌仙の額や蓮の襖絵などで飾られており、和の雰囲気満載です・・・!!
    襖絵のデザインは、キーヤン(KI-YAN)という別名で有名な現代の絵師・木村英輝(きむらひでき)氏によるものです。
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    相阿弥の庭*:Soami-no-niwa garden*

    こちらが、相阿弥の庭(そうあみのにわ)です。
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    室町時代の有名な絵師・相阿弥(そうあみ)によってデザインされた、池泉回遊式の庭園です。
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    華頂殿の広間には、相阿弥の庭に面した大きな縁側があります。
    広間からゆっくりと眺める庭園には、また格別の趣きがありますよ。(○´艸`)
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    一文字手水鉢*:Ichimonji-Chozubachi*

    こちらが一文字手水鉢(いちもんじちょうずばち)です。
    巨大な一文字の自然石で出来ており、豊臣秀吉(とよとみひでよし)が寄進したと言われています。
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    霧島の庭*:Kirishima-no-niwa garden*

    こちらが小堀遠州(こぼりえんしゅう)によって作庭された、霧島の庭(きりしまのにわ)です。
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    キリシマツツジが群生していることから、この名前がつけられました。
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    好文亭*:Kobun-tei*

    こちらが、茶室の好文亭(こうぶんてい)です。その昔、後桜町天皇がここで学んだそうです。
    1993年に放火により消失したため、1995年に再建された新しい建物です。
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    小御所*:Ko-gosho*

    こちらが、小御所(こごしょ)です。
    江戸時代に天皇の仮御所として使用された建物を、1893年の火災後に移築したものです。
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    本堂*:Hon-do hall*

    こちらが、本堂(ほんどう)です。
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    本尊の熾盛光如来(しじょうこうにょらい)が祀られているため、「熾盛光堂(しじょうこうどう)」とも呼ばれています。
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    宸殿*:Shin-den hall*

    こちらが宸殿(しんでん)です。
    宸殿という名前の建物は、門跡寺院特有の建物なんですよ。
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    この建物は、1893年の火災後に再建されています。
    建物内部では、主要な法要が執り行われます。
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    宸殿前庭*:Front garden of the Shin-den hall*

    こちらが、宸殿の前庭です。
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    一面が苔に覆われた、とても落ち着いた雰囲気のお庭です。
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    春と秋の夜間特別拝観時には、青色のLEDでライトアップされることでも有名ですね!!
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    大玄関*:O-genkan

    こちらが宸殿への正式な玄関の役割がある、大玄関(おおげんかん)です。
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    日吉社*:Hiyoshi-sha shrine*

    こちらが、日吉社(ひよししゃ)です。
    天台宗の守護を司るとされる、日吉山王(ひよしさんのう)が祀られています。
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    鐘楼*:Shoro (Bell tower)*

    こちらが、鐘楼(しょうろう)です。
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    こちらの鐘は自由に撞いてOKですので、是非撞いて帰りましょう。
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    四脚門*:Shikyaku-mon gate*

    こちらが、四脚門(しきゃくもん)です。
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    江戸時代明正天皇(めいしょうてんのう)の御殿の門を移築したもので、1893年の火災での消失を免れています。
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    長屋門*:Nagaya-mon gate*

    こちらが、長屋門(ながやもん)です。名前の通り長屋の形をした門ですね。
    こちらも、四脚門同様、明正天皇(めいしょうてんのう)の御殿の門を移築したものです。
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    植髪堂:Uegami-do hall

    こちらが、明治時代の1880年に移築された植髪堂(うえがみどう)です。
    こちらの建物には、浄土真宗の開祖である親鸞(しんらん)の像が祀られています。
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    親鸞聖人遺髪塔:The monument containing Shinran’s hair

    こちらが、遺髪塔(いはつとう)です。
    親鸞の遺髪が納められていると言われています。
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    7.青蓮院の動画・写真一覧

    ■YouTube:青蓮院門跡の境内と庭園:Shoren-in Monzeki 

    ■Flickr:青蓮院門跡:Shorenin Monzeki(20170324)

    青蓮院門跡:Shorenin Monzeki(20170324)

    8.青蓮院の御朱印

    青蓮院の御朱印の墨書きは、ご本尊の「熾盛光如来(しじょうこうにょらい)」です。
    御朱印は寺務所で頂く事が出来ます。(300円)
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    9.青蓮院の行き方・アクセス方法

    青蓮院の最寄り駅は「京都市営地下鉄 東西線 東山駅」です。
    (「京都駅」、「阪急 河原町駅」、「京阪 祇園四条駅」からバスで行くことも出来ます。)

      乗換え案内

    ■ルート例(大阪駅→東山駅)
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    ■ルート例(なんば駅→東山駅)
    heianjingu-04-jp

    ■ルート例(京都駅→東山駅)
    heianjingu-05-jp

    ■京都市営地下鉄 東西線 東山駅から徒歩で行く場合

    徒歩約10分(500 m)です。

    ■京都駅からバスに乗車する場合

      バス乗換え案内

    ●京都駅前[乗り場A1]:5系統[岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉行き]


    バス会社:京都市バス
    行先・系統:5系統[岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉行き]
    乗車バス停:京都駅前[乗り場A1]
    降車バス停:神宮道
    運賃:230円
    所要時間:約30分

    ■阪急 河原町駅からバスに乗車する場合

      バス乗換え案内

    ●四条河原町駅[乗り場H北行き]:5系統[岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉行き]


    バス会社:京都市バス
    行先・系統:5系統[岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉行き]
    乗車バス停:四条河原町駅[乗り場H北行き]
    降車バス停:神宮道
    運賃:230円
    所要時間:約12分

    ■京阪 祇園四条駅からバスに乗車する場合

      バス乗換え案内

    ●四条京阪前[乗り場B]:46系統[上賀茂神社行き]


    バス会社:京都市バス
    行先・系統:46系統[上賀茂神社行き]
    乗車バス停:四条京阪前[乗り場B]
    降車バス停:神宮道
    運賃:230円
    所要時間:約17分

    ■タクシーで行く場合

    京都駅から:1.810円 ~ 2,160円(約15分)
    京阪 祇園四条駅から:770円 ~ 880円(約7分)

    ・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
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    ・タクシーを呼びたい場合
    taxi-call

    [タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

    10.青蓮院周辺のホテル検索・予約

    いかがでしたか?

    是非一度足を運んで見て下さい!!

    それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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