京都のお寺:「養徳院 (妙心寺塔頭)」の見どころと行き方

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養徳院(ようとくいん)は、京都市右京区花園にある、妙心寺(みょうしんじ)塔頭(たっちゅう)です。

日本最大の禅寺である妙心寺。
その妙心寺の塔頭は、境外を含めると48箇所もあるんです。

そして、この養徳院も、妙心寺の塔頭寺院のうちの一つです。

これらの塔頭のうち、退蔵院桂春院、大心院の3つの寺院が常時一般に公開されています。
この養徳院は、特別拝観期間(不定期開催)のみ公開されます。

この小さなお寺の見どころは、「酒茶論(しゅちゃろん)」と言う漢文体の掛け軸。
蘭叔玄秀(らんしゅくげんしゅう)によって描かれた「お酒とお茶、どっちが人間にとってより有益なのか!?」という禅問答を問いかけた面白い掛け軸です。

禅宗のお寺では、こういう「禅問答」の答えを考えるのも楽しみの一つですよね!!

「この禅問答の答えが知りたければ養徳院へ!!」

今回は、そんな養徳院を訪ねました。

Contents:

  1. 養徳院の歴史を知ろう!!
  2. 親寺である「妙心寺」の歴史も知っとこう!!
  3. 養徳院について
  4. 参拝の注意点
  5. 養徳院の見どころ
  6. 養徳院の写真一覧
  7. 養徳院の御朱印
  8. 養徳院の行き方・アクセス方法
  9. 養徳院周辺のホテル検索・予約

1.養徳院の歴史を知ろう!!

養徳院の紹介をする前に、ちょっとこのお寺についての歴史を勉強をしてみましょう。
そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

養徳院は安土桃山時代1583年に、尾張藩の武将・石川光重(いしかわ みつしげ)が、妙心寺の住職・功沢宗勲(こうたくそうくん)を招き創建されました。
石川光重は、あの豊臣秀吉(とよとみひでよし)に重用された武将だったんですよ。

石川・・・!?どこかで聞いたことがある苗字ですね。

はい、実はこのお寺の隣にある大雄院(だいおういん)を紹介した際に、石川光忠(いしかわみつただ)という武将を紹介しました。
石川光重はこの光忠のおじいちゃんなんですね。

光重は彼の父・石川光延(いしかわみつのぶ)の菩提を弔うために、このお寺を建立しました。
てことで、この養徳院も大雄院と同じく、石川家の菩提寺なんですね。

さて、このお寺の一番の見どころである、掛け軸の「酒茶論(しゅちゃろん)」。

この掛け軸は、安土桃山時代の禅僧・蘭叔玄秀(らんしゅくげんしゅう)によって描かれた、禅問答を描いた面白い掛け軸です。
禅宗のお寺では、こういう「禅問答」の答えを考えるのも楽しみの一つですよね・・・!!

その問答とはずばり、

「お酒とお茶、どっちが人間にとってより有益なのか!?」

です。

お酒とお茶の言い争いが聞こえてきますよ・・・。

お酒<「そら、偉いんは酒に決まってるやろ!!百薬の長とも言うし、人生楽しくなるから飲めない奴は損してるで!!」
お茶<「何言ってんねん、酒なんか酔っ払うだけやんけ。お茶こそ「茶道」に代表される日本の伝統文化や!!」
お酒<「なんやと格好つけやがって。」
お茶<「何や!!やるんか!!」

さぁあなたの答えは・・・!?
私の答えはもちろん・・・「お酒!!」なんですけどね。d(*゚ー゚*)

ではこの話のオチはと言うと・・・、

実はこの禅問答には、もう1人の登場人物がいるんです。

そのもう1人の登場人物とは・・・、「お水」なんです。

お水は、言い争っているお酒とお茶にこう言いました。

お水<「えーっと、何や酒と茶のどっちが偉いか言うてるけど、俺がおらんかったらどっちも作られへんで??」
お水<「てことで俺が一番偉いんや。せやからしょーもない議論なんてもうやめときなはれ。はい論破。」
お水<「まぁお酒はんもお茶はんもそこそこ頑張ってるから仲良うしなはれや。」

お酒とお茶<「ぐ・ぬ・ぬ・ぬ・・・。何て上から目線・・・。」

・・・、それを言ったらおしまいやがな・・・。

教訓:「禅問答の答えは、何だかいつも腑に落ちない。」

おしまい。

2.親寺である「妙心寺」の歴史も知っとこう!!

養徳院の歴史だけではなく、親寺である「妙心寺」の歴史にも興味がある人は以下の記事を見てくださいね!!

3.養徳院について

開門時間:10:00 ~ 16:00
参拝料(特別拝観期間):600円
住所:〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町53
連絡先:075-463-3121(妙心寺)
創建:1583年
開基:石川光重(いしかわ みつしげ)
宗派:臨済宗妙心寺派
ご本尊:釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)

養徳院(ようとくいん)は、京都市右京区花園にある、妙心寺(みょうしんじ)塔頭(たっちゅう)です。
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この養徳院は、普段は非公開で、特別拝観期間のみ公開されます。
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これらの塔頭には、大きな寺院では味わえない独特の魅力がありますよ!!
妙心寺に観光に行く際は、養徳院やその他の塔頭も一緒に巡ることをおススメします!!
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2017年の特別拝観期間中の拝観料は、600円(大人)でした。
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それでは、養徳院の見どころを見ていきましょう!!
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4.参拝の注意点

・養徳院は、特別拝観期間(不定期開催)のみ公開されます。

・建物の内部の写真撮影は禁止です。

・一脚や三脚などの利用は禁止です。

・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。


5.養徳院の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

●表門:Omote-mon (gate)

こちらがお寺の入口にあたる、表門(おもてもん)です。
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本堂*:Hon-do*

こちらが、本堂(ほんどう)です。
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この建物は、江戸時代1859年に再建されました。
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本堂には、安土桃山時代の禅僧・蘭叔玄秀(らんしゅくげんしゅう)によって描かれた「酒茶論」の掛け軸が飾られています。
(掛け軸を含め、本堂内部は写真撮影禁止です。)
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また、奥の部屋には、桃山時代の画家、曽我直庵(そがちょくあん)によって描かれた「鷹の図」が飾られています。
(写真はパンフレットより抜粋。)
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庭園*:The garden*

表門側の庭園は、黒砂利を敷き詰めた枯山水になっています。
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境内奥は、苔を敷き詰めた回遊式の庭園になっています。
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小さいながらも、なかなか趣のある庭園ですね。
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十三重塔*:Thirteen-storied pagoda*

庭園には、十三重の石塔が置かれています。
ちなみに、日本では昔から奇数は縁起の良い数字です。
(陰陽道において、奇数は「陽」の数字なんですね。)
だから仏塔の階数は「重塔」とか「重塔」とか「十三重塔」とか、奇数ばかりなんですねー。
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石川家墓所*:Grave of the Ishikawa family*

こちらの寺院は石川家の菩提寺なので、境内の奥に石川家の墓所が設けられています。
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6.養徳院の写真一覧

■Flickr:養徳院:Yotoku-in(20170220)
養徳院:Yotoku-in(20170220)

7.養徳院の御朱印

養徳院の御朱印の墨書きは、ご本尊の「釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)」です。
御朱印は入口の受付で頂く事が出来ます。(300円)
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8.養徳院の行き方・アクセス方法

養徳院への行き方・アクセス方法は以下の通りです。
(養徳院は、妙心寺の境内にあります。)

養徳院の最寄り駅は「JR 花園駅」若しくは「嵐電 北野線 妙心寺駅」です。
(「京都駅」、「阪急 河原町駅」、「京阪 祇園四条駅」からバスで行くことも出来ます。)

  乗換え案内

■ルート例(大阪駅→JR 花園駅)
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■ルート例(なんば駅→JR 花園駅)
myoshinji-02-jp

■ルート例(京都駅→JR 花園駅)
myoshinji-03-jp

■JR 花園駅から徒歩で行く場合

徒歩約6分(400 m)です。

■嵐電 北野線 妙心寺駅から徒歩で行く場合

徒歩約5分(300 m)です。

■京都駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

・京都駅前[乗り場D3]

26系統[北野白梅町 御室仁和寺・山越行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:26系統[北野白梅町 御室仁和寺・山越行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場D3]
降車バス停:妙心寺北門前
運賃:230円
所要時間:約42分

■阪急 河原町駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

・四条河原町[乗り場A 南行き]

10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]
乗車バス停:四条河原町[乗り場A 南行き]
降車バス停:妙心寺北門前
運賃:230円
所要時間:約43分

・四条河原町[京都バス乗り場]

63系統[嵐山・苔寺 すず虫寺行き]


バス会社:京都バス
行先・系統:63系統[嵐山・苔寺 すず虫寺行き]
乗車バス停:四条河原町[京都バス乗り場]
降車バス停:妙心寺前
運賃:230円
所要時間:約34分

65系統[有栖川行き]


バス会社:京都バス
行先・系統:65系統[有栖川行き]
乗車バス停:四条河原町[京都バス乗り場]
降車バス停:妙心寺前
運賃:230円
所要時間:約34分

■京阪 祇園四条駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

・四条京阪前[乗り場C]

10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]
乗車バス停:四条京阪前[乗り場C]
降車バス停:妙心寺北門前
運賃:230円
所要時間:約40分

■タクシーで行く場合

京都駅から:2,610円 ~ 3,210円(約20分)
京阪 祇園四条駅から:2,450円 ~ 2,910円(約15分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
myoshinji-35

・タクシーを呼びたい場合
taxi-call

[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

9.養徳院周辺のホテル検索・予約

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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