京都のお寺:「瑞峯院(大徳寺塔頭)」の見どころと行き方

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臨済宗の大本山である大徳寺(だいとくじ)は、京都市北区にある寺院です。

京都でも有数の規模と大きさを誇るこの大徳寺には、現在24もの塔頭(たっちゅう)があります。
現在大徳寺の中で常時拝観可能な塔頭は、龍源院瑞峯院、大仙院、高桐院の4箇所です。

今回はその塔頭の1つである、瑞峯院(ずいほういん)に行って来ました!

旅行者にお薦めしたい場所の一つとしてミシュラングリーンガイド★にも登録されています。

この瑞峯院は、キリシタン大名として名を馳せた大友宗麟(おおともそうりん)によって建立されました。

それゆえに、このお寺の枯山水である閑眠庭(かんみんてい)の石組みは、なんと十字架の形をしています。

禅宗の寺院の日本庭園に、キリスト教のシンボルである十字架。
これぞまさに和洋折衷(わようせっちゅう)ですね。

「和洋折衷の枯山水を見たければ瑞峯院へ」

今回はそんな瑞峯院の見どころと行き方を記事にしました。

Contents:

  1. 瑞峯院の歴史について
  2. 瑞峯院について
  3. 参拝の注意点
  4. 瑞峯院の見どころ
  5. 瑞峯院の動画・写真
  6. 瑞峯院の御朱印
  7. 瑞峯院の行き方・アクセス方法
  8. 瑞峯院周辺のホテル検索・予約

1.瑞峯院の歴史について

瑞峯院の紹介をする前に、ちょっとこのお寺の歴史を勉強をしてみましょう。
そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

瑞峯院は、有名な戦国大名であった大友宗麟(おおともそうりん)によって1533年ごろに創建されました。
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このお寺で覚えたいキーワードはお寺の開基でもある大友宗麟(おおともそうりん)

もともと彼は大友義鎮(おおともよししげ)という名前で、禅宗を信仰する人物でした。

彼の属する大友氏は豊前国及び豊後国(現在の大分県)を治めた名家でした。

が、そんな大友氏にお家騒動が起こります。

1550年、宗麟の父である大友義鑑(おおともよしあき)が家督相続にあたり、正室の子である義鎮ではなく、側室の子を跡継ぎにしようと画策したんですね。
そのため、大友氏は真っ二つに分かれた大規模な争いがおきて、義鑑はこの騒動で殺害されてしまいます。(「二階崩れの変」と呼ばれています。)

このお家騒動を経て、義鎮(宗麟)は正式に大友氏の当主となりました。

翌年の1551年、彼の運命を変える人物との出会いがあります。
それが・・・日本にキリスト教を普及させるために派遣されていたイエズス会の宣教師、フランシスコザビエルとの出会い!。

義重(宗麟)はお家騒動で弱くなった国力を取り戻すために、イエズス会の布教を許す代わりに、海外との貿易に力を入れました。
これにより、宗麟はキリシタン大名として認識されることとなったんですね。
(但しこの時点ではキリスト教の洗礼を受けているわけではありませんでした。)

その後1562年に禅宗にて出家をし、名前を義鎮から宗麟と改め、その際に「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」という戒名が与えられました。
この戒名がこのお寺の名前にもなっているんですね。

そして1578年に、九州で争っていた島津家との抗争である耳川の戦いにて敗北。
この敗北を受け、宗麟は神に救いを求めるために、正式にキリスト教の洗礼を受けることになりましたとさ。

その後大友氏はキリスト教を認めない派閥との内部抗争などで衰退の一途をたどり、宗麟は豊臣秀吉の傘下に入っていた1587年に死去しました。

彼のお葬式はキリスト教式、仏式の両方で行われたそうです。
数々のお家騒動と宗教に翻弄された人生、さぞかし大変だったんでしょうね・・・。

「いやー、宗教観がいい感じでゆるい今のニッポンに生まれてきて良かった!」

おしまい。

2.瑞峯院について

開門時間:9:00~17:00
参拝料:大人400円 中学生以下300円
住所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺81
連絡先:075-491-1454
創建:1533年頃
開基:大友義重(宗麟)
宗派:臨済宗大徳寺派
ご本尊:徹岫宗九(
大満国師)

瑞峯院(ずいほういん)は、京都府京都市北区にある臨済宗大徳寺派の寺院です。
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この瑞峯院は、大徳寺の中にある常時拝観可能な塔頭のうちの一つです。
旅行者にお薦めしたい場所の一つとしてミシュラングリーンガイド★にも登録されているんですよ!
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瑞峯院には3つの庭園が広がっています。
いずれも昭和を代表する作庭家、重森美鈴(しげもりみれい)の作によるものです。zuiho-in-05

キリシタン大名であった大友宗麟の菩提寺でもあります。
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拝観料金は大人400円です。
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それでは瑞峯院の見どころを見て行きましょう!d(*゚ー゚*)
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3.参拝の注意点

・一脚や三脚などの利用は禁止です。

・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。

4.瑞峯院の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

・表門(重要文化財):Omote-mon gate(Important cultural property)

こちらが重要文化財の表門(おもてもん)です。
室町時代の1535年ごろ、お寺の創建時に建てられたものです。
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・唐門(重要文化財):Kara-mon gate(Important cultural property)

こちらが重要文化財の唐門(からもん)です。
表門と同じく、室町時代の1535年ごろ、お寺の創建時に建てられたものです。
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・庫裏*(Kuri)*

こちらが庫裏です。ここで拝観の受付を行います。
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・方丈(重要文化財)*:Hojo(Important cultural property)*

こちらが重要文化財の方丈(ほうじょう)です。
室町時代の1535年ごろ、お寺の創建時に建てられたものです。
寺額は後奈良天皇(ごならてんのう)による宸筆です。
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・方丈南庭「独座庭」*:South garden ‘Dokuza-tei’*

こちらが蓬莱山式の枯山水、独座庭(どくざてい)です。
名前の由来は、中国の高名な禅僧、百丈懐海(ひゃくじょうえかい)の遺した「独坐大雄峰」という禅語に由来します。
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蓬莱山に見たてた巨石に打ち寄せる白波がダイナミックに表現されていますね。
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・方丈北庭「閑眠庭」*:North garden ‘Kanmin-tei’*

こちらが閑眠庭(かんみんてい)です。
名前の由来は、「閑眠高臥對青山」という禅語から来ています。
意味としては「ゆっくりと横たわって青々とした山を愛でて人生を過ごそうか」といったところでしょうか。
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このお寺の開基である大友宗麟がキリシタン大名であったことから、石組みが十字架(クロス)の配置になっているとても珍しい枯山水です。
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「どこが十字架の形なんだ?」って突っ込みが来そうなので図解してみました。
写真がへたくそですいません。もっと上から撮ればよかった・・・。
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・方丈中庭「茶庭」*:Courtyard ‘Cha-tei’*

こちらが方丈の中庭、通称「茶庭(ちゃてい)」です。
中央にある灯籠はキリシタン灯籠ですね。灯籠の下部を埋めて設置されているのが特徴です。
(埋められている部分に「聖母マリア像」があるそうです。隠れキリシタンはこのようにして隠しながら信仰していたんですねー。)
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・餘慶庵(茶室)*:Yokei-an(tea room)*

こちらが茶室の餘慶庵(よけいあん)です。
方丈の西側に位置しています。
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・安勝軒(茶室)*:Ansho-ken(tea room)*

こちらが茶室の安勝軒(あんしょうけん)です。閑眠庭の奥に位置しています。
この安勝軒の奥に、千利休が好んだとされるの妙喜庵待庵写しの茶室である「平成待庵(へいせいたいあん)」があります。
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5.瑞峯院の動画・写真

■Flickr:瑞峯院:Zuiho-in (20161007)

瑞峯院:Zuiho-in Temple(20161007)

■Youtube:瑞峯院の境内:Precincts of Zuiho-in temple (Kita Ward , Kyoto City)

6.瑞峯院の御朱印

総見院の御朱印の墨書きは、庭園の名前の由来にもなっている禅語の「独坐大雄峰(どくざだいゆうほう)」。
「一番ありがたいのは、いまここに座っているただそれだけだ。」というような意味ですかね。
御朱印は庫裏で頂くことができます。(300円)
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7.瑞峯院の行き方・アクセス方法

瑞峯院の最寄り駅は「京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅」です。
(京都駅からバスで行くことも出来ます。)

  乗換え案内

■大阪駅→北大路駅のルート例
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■なんば駅→北大路駅のルート例
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■京都駅→北大路駅のルート例
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■北大路駅から徒歩で行く場合

徒歩約25分(約1.3km)です。

■北大路駅からバスで行く場合

  バス乗換え案内

■[時刻表]204系統


バス会社:京都市バス
行先・系統:204系統[金閣寺・円町行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分


バス会社:京都市バス
行先・系統:204系統[高野・銀閣寺行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分

■[時刻表]206系統


バス会社:京都市バス
行先・系統:206系統[京都駅行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分


バス会社:京都市バス
行先・系統:206系統[清水寺・京都駅行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分

■京都駅からバスで行く場合

  バス乗換え案内

[時刻表]206系統


バス会社:京都市バス
行先・系統:206系統[大徳寺・北大路バスターミナル行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場A3]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約35分

■タクシーで行く場合

京都駅から:2,770円 ~ 3,360円 (約20)
祇園四条駅から:2,450円 ~ 2,960円(約20分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
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・タクシーを呼びたい場合
taxi-call

[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

8.瑞峯院周辺のホテル検索・予約

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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