グリコピア神戸の記事タイトル画像(Glicopia Kobe)グリコピア神戸(ぐりこぴあこうべ)は、神戸市西区にあるポッキーやプリッツなどのお菓子で有名な江崎グリコの製造工場です。

日本人なら食べたことが無い人はいないであろうポッキー。

アメリカでは「Pocky」、ヨーロッパでは「Mikado」、中国では「百奇」とも呼ばれ今や世界中で大人気のお菓子です。

「そんな世界中で愛されているポッキーは、一体どのように作られているんだろう?」

そんな疑問に答えてくれる施設が、この「グリコピア神戸」。

ここでは「ポッキーやプリッツの製造工程」の見学や「グリコの歴史」が無料で学べ、2018年10月には開館30周年を記念して、工場見学の内容がフルリニューアル!

単なる工場見学だけでなく最新技術を使った「デジタルクッキング」や「手作りビスコ体験」などが追加され、さらに楽しくなりました!

今回は、そんなリニューアルされたグリコピア神戸の工場見学で体験してきた一日を余すことなく振り返ってみたいと思います!


グリコピア神戸について

グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

詳細情報

住所:〒651-2271 神戸市西区高塚台7ー1
電話:078-991-3693
休館日:金曜日/お盆休み/年末年始/その他工場メンテナンス日
営業時間:9:30〜16:30
入館料:無料(手作りビスコ体験は¥1,500/2名1組1セット
駐車場:あり(予約時に要申請)

Webサイト


グリコピア神戸の正門(Glicopia Kobe)

グリコピア神戸の住所は「兵庫県神戸市」なので、三宮など神戸の中心部に近いのでは?と思っている方は要注意。

この施設は神戸のはるか北、神戸市営地下鉄西神・山手線の終点である西神中央(せいしんちゅうおう)駅が最寄り駅!

駅からは神姫バスが出ているので、こちらに乗車して現地に向かいます。

行き方の詳細は「グリコピア神戸への行き方/アクセス方法」に記載していますのでご覧ください。

もちろん、グリコピア神戸には工場見学者専用の無料駐車場も完備されているので車での訪問もOKです。

(この場合は、予約時に車で行くことを申請しましょう。)


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

一歩工場の敷地内に入っただけで甘ーい香りが!

良く見ると、入り口に建てられている旗立てがポッキーとプリッツの形になっていました!


グリコピア神戸の入り口(Glicopia Kobe)

実は私たちがこのグリコピア神戸に初めて来たのは2016年で、今回が2回目となります。

再び訪れた理由は2018年10月に工場見学がリニューアルされたと聞いたから!

期待を胸に中に入りたいと思います!


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

グリコピア神戸館内への入館は、予約した時間の20分前から可能です。

私たちは30分前に到着したのですが、既に駐車場では同じ回の参加者さんが車の中で待たれていました。

昨今こうした工場見学は人気が出ており、このグリコピア神戸では平日でもしばしば満席になるんだそうです。

私たちが伺った日も平日だったんですが小さいお子様連れの参加者も多く、子供の社会科見学の一環として活用されているご様子でした。


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

入り口を入るとまずエントランス内のインフォメーションコーナーで工場見学の受付を行います。


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

この受付の際、工場見学が「10:00~」「13:00~」の回のみ「手作りビスコ体験(有料)」への参加が可能で、参加するかどうかを尋ねられます。

これは前回の工場見学訪問時には無かった体験コーナーなので、私たちはもちろん参加でお願いしました!


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

手作りビスコ体験に申し込むと、受付完了後にこのようなチケットがもらえます。

手作りビスコ体験は工場見学の後に行われるので、無くさないように持っておきましょう!


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

グリコピア神戸の内部は2Fがポッキー、4Fがプリッツの製造ラインになっており、主に西日本出荷分の製造をされているそうです。

因みに東日出荷分の製造は「グリコピアイースト(埼玉県)」、パピコやセブンティーンなどのアイス製造は「グリコピアCHIBA」で行われており、この神戸同様に工場見学が可能です。


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

受付を済ませ、工場見学開始時間までウェルカムホールでしばし待つことに。


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

ウェルカムホールの中には、グリコキャラメルのシンボルマークとポッキーの箱がデザインされたベースとギターが。

待っている間はグリコ歴代のCMがスクリーンに流れていて、特にご年配の方々が「おぉー懐かしい!」などと感想を仰っていました。(笑)

ではでは、ここから本格的に工場見学を振り返ってみたいと思います!

グリコピア神戸の工場見学レポート

今回私たちは「13:00」開始の工場見学に申し込みました。

全ての行程が終了したのは「15:30」だったので、全行程で約150分でした。

ただし私たちは有料の「手作りビスコ体験(約70分)」をしているので、これを除けば約80分です。


工場見学の流れ

ビデオ鑑賞

グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

工場見学はウェルカムホールでのビデオ鑑賞から始まり、ここで10分程度グリコの歴史について学びます。

創業者さんの想いやグリコの原点である栄養素「グリコーゲン」の由来などなど、短いながらもメッセージ性の強いビデオ鑑賞でした!

活動写真付き自動販売機

グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

ビデオ鑑賞の後は、ホールに飾られているグリコキャラメルの自動販売機の前でスタッフさんがその歴史を詳しく説明してくれます。

この自動販売機が世に出てたのは1931年ごろ、キャラメル一箱10銭の時代だったそうな。

そして、世の中にグリコのキャラメルを広く宣伝するために作られたこの自動販売機には大きな特徴がありました。

それが、お金を入れると商品が出てくる前にモニターから活動写真(超短編映像)が流れること!

当時はテレビがまだまだ普及していなかったため、この自動販売機は行列ができるほど人気だったんだとか。


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

そんな自動販売機の説明を受けた後は、ポッキー通路を通って工場見学に向かいます。

トンネル状の通路は、その名の通り外観がポッキー。(笑)

ポッキー/プリッツファクトリー

ここからは工場の2Fにあるポッキーファクトリーと4Fにあるプリッツファクトリーをそれぞれ見学するのですが、残念ながら通路内の写真や動画撮影は禁止です。

グリコさんのYoutubeチャンネルで、工場見学の雰囲気が分かる動画がUPされていますのでぜひ見てみてください。

動画にあるような工程の一部が、実際の工場見学の現場で拝見することが出来ましたよ!

デジタルクッキング

グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

工場ラインの見学が終わると、次はデジタルクッキングに移ります。

こちらは以前の見学には無かった新しい体験施設で、デジタル表示されたポッキーやビスコを、自分の好みの形や色でデコレーションしていくというものでした。

こちらの室内も、残念ながら写真や動画の撮影は禁止でした。


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

自分でデザインしたお菓子は、最後にこんな形でデジタル上のイラストカードとして表示されます。

しかもこれ専用のWebサイトが用意されており、一度これを体験した人ならいつでも自分のデザインが呼び出せるという素敵な仕様でした。

最初はまぁ画面上で色々選んだり描いたりするだけだよねーと思っていたんですが、やってみるとなかなかどうして楽しかったです!

最後には参加者全員がデザインしたそれぞれの個性的なポッキーやプリッツのパレードもありましたので、自分のデザインセンスの無さを嘆きつつ、皆さんの素敵なデジタルお菓子を楽しませて頂きました!(笑)


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

デジタルクッキングルームの壁面には、今まで作られた優秀なデザインの作品が飾られていました。

皆さん本当に上手いですねー!あ、美味いというべきでしょうかね?(笑)

通常の工場見学はこれで主な工程が終了し、グリコミュージアムを見つつお土産を頂いて帰るという流れになります。

が、私たちには「手作りビスコ体験」にも申し込んでいますので引き続きそちらの会場に向かいます!

手作りビスコ体験(有料)

手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

手作りビスコ体験の会場は、先ほどのデジタルクッキングのお部屋の裏手にありました。

この体験は、工場見学の内容がリニューアルされて新しく追加された体験です。

やっぱりせっかく工場見学に行くなら、このように自分で何かを作る体験をしてみたいですもんね!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

この体験は2人1組(ペア)で参加する形を取られています。

小さなお子さんでも楽しめるようにという配慮でしょう、ほとんどの参加者が保護者とお子さんのペアでした。

お聞きしたところ、中学生以上であれば別に保護者がペアじゃ無くてもOKなんだそうです。


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

全行程は、このようなタイムスケジュールで進行されました。


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

グリコピア特製のバンダナと紙エプロンが用意されていますので、体験は手ぶらでOK!

では早速自分だけのビスコを作っていきたいと思います!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

まずは、ビスコの元となる生地をこねて伸ばしていく作業です!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

折りたたんでは伸ばし、折りたたんでは伸ばしを何度か繰り返して生地をなじませ伸ばしていきます。


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

じゃーん、生地を伸ばし終えるとこんな感じです。

(本当は黒枠の中の白い部分にまんべんなく生地が伸びると良いらしいですが、ぶきっちょなもので…。)


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

今度は、伸ばし終えた生地からビスコの型を取る作業に移ります。

お馴染みのビスコ形や、ハート形、三角形など5つの型が用意されていました。

ビスコはクリームをサンドしたお菓子なので、同じ形のものが同数になるようにくり抜いていきます。

作る個数は6個なので、最低12枚の型を抜かなければなりません!

ただ、余っていれば味見用に余分に抜いてOKとのことだったのでギリギリを狙ってなるべく多く抜くことをお勧めします!(笑)


どやっ!

ギリギリまで型抜きを攻めた結果、16個抜くことが出来ました!

これで4枚試食できます!(笑)


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

あとは形が崩れないように慎重に余った生地を取り除いていくと…、


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

じゃーん、無事16枚のビスコの型を抜くことに成功しました!

因みに最低ペアで抜かなければならない12枚以外は、どんな形を抜いてもOKです。(試食用になるので。)

ここまで作業を進めると、後の焼き工程はスタッフさんが行ってくれます。


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

ビスコの生地を焼いている間は、お持ち帰り用ビスコパッケージへのお絵描きタイム!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

まぁ私はデザインセンスゼロなんで、こんな体験の場合はいつも文字だけでごまかすんですけどね!(笑)


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

そうこうしているうちにビスコの生地が焼きあがりました!

おおー、何だか商品のビスコと違ってちょっと焼き目が強いのが逆に美味しそう!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

出来上がったばかりのビスコに、あのビスコ独特の甘い味がするクリームをサンドしていきます。

何でもこのクリーム、ビスコ5枚当たり1億個の乳酸菌と各種ビタミンが入っており、このクリームの甘味に守られて生きたまま腸に届くんだとか。


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

クリームは結構大量に用意されていましたので、遠慮なく大盛りにしていきます!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

同じ形のビスコでサンドすると…、オリジナルビスコの出来上がり!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

最後にビニールで包んで、先ほどデザインしたマイパッケージに入れれば自分だけのオリジナルパッケージビスコの完成です!


手作りビスコ体験(Glicopia Kobe)

試食用に作ったビスコは、残りのクリームをたっぷりとつけていただきまーす!

おぉ、大量にクリームを盛り付けると甘ーい!うまーい!

ここでしか味わえない贅沢なビスコでした。

ということで、手作りビスコ体験は無事終了です!

グリコミュージアム

グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

手作りビスコ体験と同じフロアには、新しくなったグリコミュージアムがありました。

ここではグリコの歴史だけではなく、今までに配られたグリコのおもちゃがほぼ全て展示されていました。

まぁ好きな人にはたまらない空間だと思います!


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

工場見学にはお約束の写真撮影スポットもここにありました。

売店/お土産

グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

最後に売店/お土産コーナーを物色します!

普通に町で売られているものから、ここでしか販売されていないレアなものまで沢山のグリコ商品が販売されていました!


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

個人的におすすめなのが、このおつまみセット

なんと定価800円以上する商品の詰め合わせが、500円(しかも税込み)!


グリコピア神戸(Glicopia Kobe)

出口で来場記念のお土産(プリッツ1箱とポッキーの風船)を頂くと、全ての行程が終了です!

前回2016年に伺ったときも面白かったですが、リニューアルにより「工場見学」部分と「体験コーナー」部分が強化されており新鮮な気持ちで楽しむことが出きました!

皆さんも是非訪れてみてくださいね!


グリコピア神戸の予約方法

工場見学に参加するためには、「電話」か「インターネット」での事前予約が必要です。

予約の詳細

予約可能期間 当月を含む4か月先まで
予約締切(インターネット) 前日まで
予約締切(電話) 当日まで

予約電話番号

078-991-3693

インターネット予約

インターネット予約方法

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グリコピア神戸への行き方/アクセス方法

最寄り駅は、神戸市営地下鉄 西神・山手線 西神中央(せいしんちゅうおう)駅です。

西神中央駅からは約2.5km(徒歩約50分)ありますので、神姫バスまたはタクシーを利用しましょう。


大阪駅から西神中央駅へのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①JR神戸線で「大阪駅」から「三ノ宮駅」へ行き、神戸市営地下鉄 西神・山手線に乗り換え。

②神戸市営地下鉄 西神・山手線で「三宮駅」から「西宮中央駅」へ。


なんば駅から西神中央駅へのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①大阪メトロ御堂筋線で「なんば駅」から「梅田駅」へ行き、JR神戸線に乗り換え。

②JR神戸線で「大阪駅」から「三ノ宮駅」へ行き、神戸市営地下鉄 西神・山手線に乗り換え。

③神戸市営地下鉄 西神・山手線で「三宮駅」から「西宮中央駅」へ。


京都駅から西神中央駅へのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①JR京都線(神戸線直通)で「大阪駅」から「三ノ宮駅」へ行き、神戸市営地下鉄 西神・山手線に乗り換え。

②神戸市営地下鉄 西神・山手線で「三宮駅」から「西宮中央駅」へ。


西神中央駅から神姫バスで行く場合

乗換え案内(バス)

 

「西神中央駅バス停 乗り場5」から神姫バス「12系統(大久保駅行き)」に乗車、「高塚台1丁目バス停」で下車。

バス会社:神姫バス
行先・系統:12系統(大久保駅行き)
乗車バス停:西神中央駅乗り場5
降車バス停:高塚台1丁目
運賃:210円
所要時間:約8分

「西神中央駅バス停 乗り場10」から神姫バス「70・73・74系統(押部谷[栄]行き)」に乗車、「高塚台1丁目バス停」で下車。

バス会社:神姫バス
行先・系統:70・73・74系統(押部谷[栄]行き)
乗車バス停:西神中央駅乗り場10
降車バス停:高塚台1丁目
運賃:210円
所要時間:約7分

西神中央駅からバスに乗車する場合は、工場見学の開始時間別に以下のバスを利用すると便利です。

平日 休日(土・日・祝)
10:00開始 12系統大久保駅行き(乗り場5)
9:37発→9:45着
12系統大久保駅行き(乗り場5)
9:43発→9:51着
11:00開始 12系統大久保駅行き(乗り場5)
10:37発→10:45着
13:00開始 12系統大久保駅行き(乗り場5)
12:37発→12:45着
73系統押部谷(栄)行き(乗り場10)
12:40発→12:47着
14:00開始 73系統押部谷(栄)行き(乗り場10)
13:40発→13:47着
15:00開始 73系統押部谷(栄)行き(乗り場10)
14:40発→14:47着

タクシーで行く場合

西神中央駅から:約1,200円(10分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合

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・タクシーを呼びたい場合

glicopiakobe-34-1-2

・タクシー配車連絡先(西神中央駅周辺)


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いかがでしたか?

それでは楽しい旅を!