滋賀の名勝:旧竹林院の見どころと行き方

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旧竹林院(きゅうちくりんいん)は、滋賀県大津市にある景勝地です。

元々は、比叡山延暦寺の里坊の一つでした。
「里坊(さとぼう)」とは、隠居した僧侶が余生を過ごす住居のことです。

この名勝の見どころは「名勝指定の広大な日本庭園」。

邸内の日本庭園は約3,300㎡もあり、国の名勝に指定されています。
春は枝垂れ桜、秋は紅葉の景観がとても綺麗で、ミシュラングリーンガイドにも掲載されているんですよ。

「比叡山延暦寺の里坊庭園を楽しみたければ、旧竹林院へ!」

今回はそんな旧竹林院を訪れました。

Contents:

  1. 旧竹林院の歴史について
  2. 旧竹林院について
  3. 旧竹林院の見どころ
  4. 旧竹林院の動画・写真
  5. 旧竹林院の行き方・アクセス方法
  6. 旧竹林院周辺のホテル検索・予約

1.旧竹林院の歴史について

旧竹林院の紹介をする前に、ちょっとここの歴史を勉強をしてみましょう。
そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

ここは、元々は「竹林院(ちくりんいん)」という、比叡山延暦寺の里坊の一つでした。
「里坊(さとぼう)」とは、隠居した僧侶が余生を過ごす住居のことです。

竹林院は最も格式が高い里坊であったため、江戸時代に入り、広大な敷地に見事な日本庭園が造営されました。

では何故こうした里坊は衰退し、「旧里坊」と呼ばれるようになったのでしょうか?

そこで、覚えておきたいキーワードは「神仏分離(しんぶつぶんり)」と「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」。

これは簡単に言うと、主に明治時代に行われた仏教寺院の弾圧の事です。

江戸時代の幕府政治が終焉したのち、新しく政治を行うことになった明治政府はとーっても脆弱でした。
なので、政治の妨げになりそうな集団、特に「神社」や「仏教寺院」の権力を弱めよう!としたんですねー。

そこで行われたのが「神仏分離(しんぶつぶんり)」と「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」。

まず、神仏分離によって「神社(神様)」と「お寺(仏様)」を明確に区別しました。
これにより、神社とお寺の権力は弱体化しました。

明治政府<「やべぇ、俺らまだひよっこやから、他のでっかい集団とか超怖ぇえ!」
明治政府<「神とか仏とか信じてる集団が反抗とかしてきたら・・・ガクブル。」
明治政府<「せや!神と仏は別モンなんやで!ってことで分けて弱体化させたろ!」

また、同時に「廃仏毀釈」が広がり、当時強大な権力を有していたお寺が弾圧されました。

その第一ターゲットになったのが、比叡山延暦寺なんですねー。

何故か?

比叡山延暦寺は、過去に天皇の権力すら脅かすほど大きな力を持っていた事がありました。
また、延暦寺はその強大な力で、同じ宗派の三井寺他宗派の浄土宗を弾圧をしたりもしていました。

一言で言うと、

「延暦寺、ヤベェ。」

って認識だったんですね。

てことで、真っ先に弾圧の対象になった、という訳です。

一部の神社関係者<「延暦寺って歴史的にヤベェ寺院は弱体化させなあかんな!」
一部の神社関係者<「神様と仏が分かれたって事は、もう仏は神様じゃないってことやろ!」
一部の神社関係者<「よっしゃ、仏を信仰する仏教を潰すチャーンス!寺を取り壊せー!」
延暦寺<「ふぇぇ、みんなが寄ってたかってイジメルヨー。」

その際に、延暦寺だけではなく、比叡山の麓に数多くあった里坊も衰退しちゃいました。
当然、里坊の一つであった竹林院も衰退、明治時代に入り個人の所有地となりました。

てことで、ここは歴史上「お寺」では無くなったので、「旧竹林院」と呼ばれるようになったとさ。

教訓:「どの時代でも、出過ぎる杭は打たれちゃうんだね!」

おしまい。

2.旧竹林院について

旧竹林院(きゅうちくりんいん)は、滋賀県大津市にある景勝地です。
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ここは、元々は、比叡山延暦寺の里坊の一つでした。
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「里坊(さとぼう)」とは、隠居した僧侶が余生を過ごす住居のことです。
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竹林院は、延暦寺の里坊の中で最も高い格式を持つ寺院でした。
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そのため、邸内の日本庭園は約3,300㎡もあり、国の名勝に指定されています。
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入園料は320円(大人)です。
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それでは、旧竹林院の見どころを見ていきましょう!!
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3.旧竹林院の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

旧竹林院庭園 (名勝)*:Kyu-Chikurin-in garden (Places of scenic beauty)*

こちらが、旧竹林院庭園です。
八王子山を借景にした、回遊式の庭園になっています。
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邸内の日本庭園は約3,300㎡もあり、明治時代以降に再整備されたものです。
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庭園全体が、国の名勝に指定されています。
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ここは、春は枝垂れ桜、秋は紅葉の景観がとても綺麗ですよ。(○´艸`)
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母屋*:Main building*

こちらが明治時代1897年に建てられた、母屋です。大津市指定景観重要建造物です。
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母屋1階の客間から見る、庭園の風景。
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以前は、母屋の2階は一般公開されていませんでした。
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しかし、耐震補強工事が2014年に完了したので、現在は一般公開されるようになりました!
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四阿(あずまや)*:Azumaya (square gazebo)*

こちらは大津市指定文化財の、四阿(あずまや)です。
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四阿(あずまや)とは、庭園に設けられる休憩所のようなものです。
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広間(茶室)*:Hiroma (Tea house)*

この庭園には大小二つの茶室があります。
こちらは大きいほうの茶室、広間(ひろま)です。
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この茶室は大津市指定文化財です。
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小間-天の川席(茶室)*:Koma-Amanogawa-seki (Tea house)*

こちらは小さいほうの茶室、小間(こま)です。
この茶室も大津市指定文化財です。
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この茶室は「天の川席」と呼ばれる、二つの出入り口を持つとても珍しい構造になっています。
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4.旧竹林院の動画・写真

■YouTube:旧竹林院の邸内と庭園 (滋賀・大津市):Kyu (Former) Chikurin-in (Otsu City, Shiga) 

■Flickr:旧竹林院:Kyu (Former) Chikurin-in (20170413)

旧竹林院:Kyu (Former) Chikurin-in (20170413)

5.旧竹林院の行き方・アクセス方法

旧竹林院への行き方・アクセス方法は以下の通りです。

旧竹林院の最寄り駅は「京阪石山坂本線 坂本駅」若しくは「JR湖西線 比叡山坂本駅」です。
(「京阪石山坂本線 坂本駅」若しくは「JR湖西線 比叡山坂本駅」からバスで行くことも出来ます。)

  乗換え案内

■ルート例(大阪駅→JR湖西線 比叡山坂本駅)
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■ルート例(なんば駅→JR湖西線 比叡山坂本駅)
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■ルート例(京都駅→JR湖西線 比叡山坂本駅)
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■比叡山坂本駅 / 坂本駅から徒歩で行く場合

比叡山坂本駅から:徒歩約20分(1.2km)です。
坂本駅から:徒歩7分(500m)です。

■JR湖西線 比叡山坂本駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

●31・33系統[西教寺行き]


バス会社:江若交通
行先・系統:31・33系統[西教寺行き]
乗車バス停:比叡山坂本駅[乗り場2]
降車バス停:日吉大社前
運賃:230円
所要時間:約5分

●41系統[ケーブル坂本駅行き]


バス会社:江若交通
行先・系統:41系統[ケーブル坂本駅行き]
乗車バス停:比叡山坂本駅[乗り場2]
降車バス停:日吉大社前
運賃:230円
所要時間:約5分

■京阪石山坂本線 坂本駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

●31・33系統[西教寺行き]


バス会社:江若交通
行先・系統:31・33系統[西教寺行き]
乗車バス停:京阪坂本駅前
降車バス停:日吉大社前
運賃:210円
所要時間:約2分

●41系統[ケーブル坂本駅行き]


バス会社:江若交通
行先・系統:41系統[ケーブル坂本駅行き]
乗車バス停:京阪坂本駅前
降車バス停:日吉大社前
運賃:210円
所要時間:約2分

■タクシーで行く場合

京都駅から:6,530円 ~ 8,000円(約35分)
京阪 祇園四条駅から:6,050円 ~ 7,440円(約30分)
JR大津駅から:4,050円 ~ 4,210円(約20分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
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・タクシーを呼びたい場合
taxi-call

[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

[タクシー配車連絡先: 大津駅周辺]

6.旧竹林院周辺のホテル検索・予約

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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