京都のお寺:「龍吟庵 (東福寺塔頭)」の見どころと行き方

Pocket

  • English
  • 日本語
  • 中文(繁體)

ryoginan-01-txt

龍吟庵(りょうぎんあん)は、京都市東山区にある、臨済宗東福寺派の寺院です。

京都五山・第四位の格式を有する、東福寺(とうふくじ)
その東福寺の塔頭(たっちゅう)は、25箇所もあるんです。

そして、この龍吟庵も、東福寺の塔頭の一つで、塔頭の中で第一位の格式を持つ寺院なんですよ。

この龍吟庵は、特別拝観期間のみ公開されます。
(毎年3月,11月の不定期)

この小さなお寺の見どころは「昭和を代表する3つの枯山水庭園」。

重森三玲(しげもりみれい)により作庭されたこれらの庭園は、「モダンアート」として認識されるほど芸術的なんですよ!!

「枯山水の名園を見たければ龍吟庵へ!!」

今回は、そんな龍吟庵を訪ねました。

Contents:

  1. 龍吟庵の歴史を知ろう!!
  2. 親寺「東福寺」の歴史も知ろう!!
  3. 龍吟庵について
  4. 参拝の注意点
  5. 龍吟庵の見どころ
  6. 龍吟庵の動画・写真一覧
  7. 龍吟庵の御朱印
  8. 龍吟庵の行き方・アクセス方法
  9. 龍吟庵周辺のホテル検索・予約

1.龍吟庵の歴史を知ろう!!

龍吟庵の紹介をする前に、ちょっとこのお寺についての歴史を勉強をしてみましょう。
そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

龍吟庵は、鎌倉時代1291年に、東福寺の第三世の住持であった無関普門(むかんふもん)によって創建されました。
このお寺は、もともと彼の住居だったんです。

彼の諡号(しごう)は「大明国師(だいみょうこくし)」、数多の臨済宗の禅僧の中でも特に有名な人物なんですよ。

今回は、そんな無関普門にまつわるちょっとしたお話です。

彼は信濃国に生まれ13歳で出家、1251年から10年間、中国の宗(そう)に禅の修業のために海外留学します。
そして、帰国後の1281年に、東福寺の第三世の住持になりました。
さらーに、1291年には京都五山の別格・南禅寺(なんぜんじ)の開山にもなった人物なんですよ!!

なぜ彼は東福寺の住持から、南禅寺の開山になったのでしょうか?
このエピソードがとても面白いんですねー。

実は彼、名うての「ゴーストバスター」だったんです・・・!!

・・・は、マジで・・・!?

いやいやあきれて帰らないでください。本当なんですよ。(涙)

南禅寺は、元々は’亀山殿’という亀山上皇(かめやまじょうこう)の離宮だったんですね。
しかし、なんと1288年~1293年の間、この離宮に「悪霊」が出没するようになっちゃいました!!

亀山上皇はびっくり!!

そこで、まずは当時ゴーストバスターとして有名だった、西大寺真言律宗叡尊上人(えいそんじょうにん)に、悪霊退治を頼みました!!
依頼を受けた叡尊は、ど派手な密教儀式によって悪霊を退治しようとしました!!

亀山上皇<「ぎゃーっ、何や変な悪霊がわんさか部屋にでてくるんやけどー!!」
亀山上皇<「せや、密教っちゅう難しそうな坊さん頼れば何とかしてくれるんとちゃうか!?助けて叡尊はん!!」
叡尊<「任せなはれー。密教の派手な儀式でぱーっと退治したるぜー!!」
悪霊<「お、何か派手な儀式で楽しそうやな。ワシもまぜてくれ。ガハハハハ。」

・・・てことで、失敗!!

叡尊<「あかーん。派手にしたら余計に物の怪が暴れ出したわ。こらあかんわ。もう帰ろ。」
亀山上皇<「おいこらー!!勝手に帰るなー!!」

そこで、亀山上皇が次に依頼したのが無関普門でした。
彼は叡尊とは異なり、の地道な修業によって悪霊を退治しようとしました!!

亀山上皇<「ちょ、無関普門はん、もう頼れるゴーストバスターあんたしかおらんのや。まじ助けてーな。」
無関普門<「任せんしゃい!!こういうのは派手な儀式やなくて地道に修行して汗かけば悪霊は退散するんや!!」
無関普門<「うぉおお、修行!!修行!!修行ー!!」
悪霊<「何や汗臭いおっさんが毎日修行しとるわ・・・。たまらんなー。居心地悪いから他に行こ・・・。」

・・・てことで、成功!!

このゴーストバスターに感銘を受けた亀山上皇は、この離宮を改築して禅寺にしちゃいました。
んで、1291年に無関普門を開山として、正式に南禅寺としたんですねー。

亀山上皇<「うぉお、禅の修業ってすげえな!!物の怪おらんようになったで!!」
亀山上皇<「せや、いっそのこと宮殿を禅寺にしてもうたら物の怪出ないんとちゃう??よし、お寺に改装したろ。」

ただ無関普門は、南禅寺の開山になってすぐ、重い病気にかかっちゃいました。
そのため、彼は最後の晩年を慣れ親しんだ東福寺で過ごすことを決めました。

そして東福寺に戻ってきた彼は、お寺の北に余生を過ごす屋敷を建て、最後を迎えましたとさ。

この屋敷が、今の「龍吟庵」なんですねー!!

まぁ、最後に病気にかかったのって実は悪霊のせいでは・・・??とも思わなくもないけど・・・。

教訓:何事も「派手なふるまい」よりも「地道な努力」が身を結ぶ!!

おしまい。

2.親寺「東福寺」の歴史も知ろう!!

龍吟庵の歴史だけではなく、親寺である「東福寺」の歴史にも興味がある人は以下の記事を見てくださいね!!

3.龍吟庵について

開門時間:9:00 ~ 16:00
参拝料(特別拝観期間):500円(高校生以上), 300円(小・中学生)
住所:〒605-0981 京都府京都市東山区本町15-812
連絡先:075-561-0087
創建:1291年
開基:無関普門(むかんふもん)
宗派:臨済宗東福寺派
ご本尊:大明国師(だいみょうこくし)

龍吟庵(りょうぎんあん)は、京都市東山区にある、臨済宗東福寺派の寺院です。
ryoginan-03

この龍吟庵、普段は非公開で特別拝観期間のみ公開されます。
ryoginan-02

この小さなお寺の見どころは、重森三玲(しげもりみれい)により作庭された「昭和時代を代表する3つの枯山水庭園」。
彼が手がけた日本庭園は、いずれも「モダンアート」として認識されるほど芸術的なんですよ!!
ryoginan-01

これらの塔頭には、大きな寺院では味わえない独特の魅力があります。
東福寺に観光に行く際は、塔頭も一緒に巡ることをおススメします!!
ryoginan-04

それでは、龍吟庵の見どころを見ていきましょう!!
ryoginan-05

4.参拝の注意点

龍吟庵は、特別拝観期間(春と秋の不定期)のみ公開されます。

・入口に入ってからは、建物に向けての写真撮影は禁止です。(お庭に向けての撮影はOKでした。)

・一脚や三脚などの利用は禁止です。

・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。


5.龍吟庵の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

偃月橋 (重要文化財):Engetsu-kyo bridge (Important cultural property)

こちらが安土桃山時代1603年に建てられた、重要文化財の偃月橋(えんげつきょう)です。

この橋は、日本百名橋の一つにも数えられていますよ。
ryoginan-07

表門 (重要文化財):Omote-mon gate (Important cultural property)

こちらが安土桃山時代に建てられた、重要文化財の表門(おもてもん)です。
ryoginan-08

普段は開かずの門として、固く閉じられています。
ryoginan-09

方丈 (国宝)*:Hojo (National treasure)*

こちらが室町時代1387年に建てられた、国宝の方丈(ほうじょう)です。
ryoginan-10

この方丈は、なんと現存する中で日本最古の方丈建築なんですよ。
だから国宝に指定されているんですね!!
ryoginan-11

掲げられている扁額の文字は、室町幕府三代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)の筆によるものですよ!!
(写真はパンフレットより抜粋。)
ryoginan-22-2

無の庭(南庭)*:The garden of Vanity (South garden)*

こちらが方丈の南側にある「南庭」、通称「無の庭(むのにわ)」です。
こちらのお寺の庭園は、全て昭和時代1964年重森三玲によって作庭された枯山水庭園です。
ryoginan-12

草木や岩を一切使わない簡素なデザインになっており、禅の境地である「」を表現しています。
ryoginan-13

龍の庭(西庭)*:The dragon garden (West garden)*

こちらが方丈の西側にある「西庭」、通称「龍の庭(りゅうのにわ)」です。
その名の通り、中央3組の石組みで龍の頭と角を表現しています。
ryoginan-01

白砂と黒砂で、見事に雲海を表現していますね!!
点在する岩は、龍の胴体を表現しています。雲海を泳ぐ龍の姿が見事です!!
ryoginan-16

不離の庭(東庭)*:Garden of the Inseparable (East garden)*

こちらが方丈の東側にある「東庭」、通称「不離(はなれず)の庭」です。
赤砂が敷き詰められている、非常に珍しい庭園ですね!!
ryoginan-19

中央の横たわる石はこのお寺の開山である無関普門、両隣の石は彼を守護する犬、その他の石は彼を襲う狼をそれぞれ表現しています。
守護犬が離れることなく彼を守っているから、「不離(はなれず)の庭」なんですね!!
ryoginan-18

開山堂*:Kaisan-do*

方丈の裏手には、開山堂(かいざんどう)があります。
こちらにはこのお寺の開山である無関普門の像が祀られています。
(このお堂は写真撮影禁止です。写真はパンフレットより抜粋。)
ryoginan-20

庫裏 (重要文化財)*:Kuri (Important cultural property)*

こちらが安土桃山時代1603年に建てられた、重要文化財の庫裏(くり)です。
庫裏は、住職の住居や台所の役割を持っています。
ryoginan-21

6.龍吟庵の動画・写真一覧

■YouTube:龍吟庵の境内と庭園:Ryogin-an (sub-temple of Tofuku-ji) 

■flickr:龍吟庵:Ryogin-an(20170315)

龍吟庵:Ryogin-an(20170315)

7.龍吟庵の御朱印

龍吟庵の御朱印の墨書きは、「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」です。
これは、禅僧の道元(どうげん)が記したの思想書の名前ですね。
ryoginan-06

8.龍吟庵の行き方・アクセス方法

龍吟庵への行き方・アクセス方法は以下の通りです。
(龍吟庵は、東福寺の境内にあります。)

龍吟庵の最寄り駅は「JR・京阪 東福寺駅」です。
(「京都駅」、「阪急 河原町駅」、「京阪 祇園四条駅」からバスで行くことも出来ます。)

  乗換え案内

■ルート例(大阪駅→JR 東福寺駅)
tofukuji-30-jp

■ルート例(京都駅→JR 東福寺駅)
tofukuji-31-jp

■JR・京阪 東福寺駅から徒歩で行く場合

徒歩約15分(700 m)です。

■京都駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

●京都駅前[乗り場D2]:208系統[泉涌寺・東福寺行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:208系統[泉涌寺・東福寺行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場D2]
降車バス停:東福寺
運賃:230円
所要時間:約16分

●京都駅前[乗り場C4]:南5系統[稲荷大社・竹田駅東口行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:南5系統[稲荷大社・竹田駅東口行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場C4]
降車バス停:東福寺道
運賃:230円
所要時間:約11分

■阪急 河原町駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

●四条河原町[乗り場E東行き]:207系統[清水寺・東福寺行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:207系統[清水寺・東福寺行き]
乗車バス停:四条河原町[乗り場E東行き]
降車バス停:東福寺
運賃:230円
所要時間:約20分

■京阪 祇園四条駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

●四条京阪前[乗り場2東行き]:207系統[清水寺・東福寺行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:207系統[清水寺・東福寺行き]
乗車バス停:四条京阪前[乗り場2東行き]
降車バス停:東福寺
運賃:230円
所要時間:約18分

■タクシーで行く場合

京都駅から:1.330円 ~ 1,600円(約10分)
京阪 祇園四条駅から:1,490円 ~ 1,840円(約15分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
tofukuji-32

・タクシーを呼びたい場合
taxi-call

[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

9.龍吟庵周辺のホテル検索・予約

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

<日本・関西の観光情報はJapan’s Travel Manualで検索!!>
<「どこよりも詳しい観光地への行き方を紹介するサイト」を目指しています。>

Pocket

Follow on SNS

コメント

Leave a Reply

*