京都のお寺:麟祥院(りんしょういん)の見どころと行き方

LINEで送る
Pocket

  • 日本語
  • English
  • 中文(繁體)

rinshoin-01-txt

麟祥院(りんしょういん)は、京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院です。

日本で最大規模の禅寺である妙心寺(みょうしんじ)には48もの塔頭があり、この麟祥院もそのうちの1つです。

1634年、江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)が、乳母であった春日局(かすがのつぼね)の菩提寺として建立したことが起こりです。

このお寺の見どころは、「春日局にゆかりのある数々の書画」

寺内には、徳川幕府・江戸城の大奥(おおおく)を取り仕切ったと言われている春日局にゆかりのある、多くの書画が展示されています。
特に「雲龍図(うんりゅうず)」は、江戸時代の絵師・海北友雪(かいほうゆうせつ)の代表作として受け継がれています。

また、境内には一面に苔を配した枯山水庭園があり、とても落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

「大奥の基礎を築いた、春日局のゆかりの品をみたければ麟祥院へ!」

今回は、そんな麟祥院を訪れてみました。

*いつも広告クリックありがとうございます。サイト運営の励みになります。

Contents:

  1. 麟祥院の歴史
  2. 参拝の注意点
  3. 麟祥院の見どころ
  4. 麟祥院の動画・写真
  5. 麟祥院の御朱印
  6. 麟祥院の行き方
  7. 麟祥院周辺のホテル検索・予約
  8. おすすめ観光スポットまとめ地図

1.麟祥院の歴史

では、まずはじめに麟祥院のお寺の歴史を一緒に見て行きましょう!(○´艸`)

麟祥院は、日本でも最大規模を誇る禅寺の一つである妙心寺(みょうしんじ)の塔頭寺院です。
(妙心寺には、現在48もの塔頭寺院があるんですよ。)
myoshinji-04-txt

麟祥院は江戸時代の1634年、江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)によって乳母であった春日局(かすがのつぼね)の菩提寺として建立されました。

お寺の開基は春日局、開山は碧翁愚完(へきおうぐかん)という臨済宗の僧です。
「麟祥(りんしょう)」という名前の由来は、春日局の法号である「麟祥院殿仁淵了義尼大姉」から来ています。
rinshoin-02_result

山門の脇には、春日局の菩提寺を示す石碑が建てられています。
rinshoin-03

創建当時は現在の場所の南側、花園高校がある場所にありましたが、明治時代の1897年に現在の場所に移転されたとのこと。
rinshoin-16_result

春日局は、前述どおり江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の乳母であり、江戸城の大奥を取り仕切った重要人物です。
その力は強大で、時の老中(ろうじゅう)(現在の大臣のようなもの)よりも大きな権力を持っていたとか。

その力により、2代将軍・徳川秀忠(とくがわひでただ)の世継ぎ騒動を収めた話は有名ですよね。

知らない方のために、話を要約するとこんな感じです。


むかーしむかし、時は江戸時代初期のお話。

徳川2代将軍・徳川秀忠とその継室であるお江の次男であった「家光」は、親元を離れて春日局を乳母として育ちました。
その後に生まれた三男の忠長(ただなが)は親元で育ったため、秀忠とお江はこの忠長を溺愛し跡継ぎにしようとしました。

しかーし!

家光の乳母であった春日局は、本来の後継者である次男の家光が世継ぎにならないのはおかしい!として、初代将軍(家光からみたらおじいちゃん)であった徳川家康(とくがわいえやす)に直談判。

秀忠の長男だった長丸(ちょうまる)は1歳の若さで既に夭逝していたため、本来は次男の家光に家督相続権があったんですね。(画像はパンフレットより拝借。)
rinshoin-23_result

春日局「ちょっと家康はん!あんたの息子が家督相続のしきたりを無視して次男ではなく三男を世継ぎにしようとしてはりますぇ!」

それを聞いた家康さん、江戸城に鷹狩りと称したお忍びの視察をしてから一言。

家康「相続の乱れはお家の乱れや!てことで次の将軍は相続どおり「家光」に継がせろや!わかったな!」

秀忠&お江「ぐぬぬぬ。正論過ぎて反論できない。しゃーない・・・。」

といういきさつがあり、徳川家のプチ世継ぎ騒動は終わったのでした。

この騒動が長引くと、もしかすると徳川幕府は3代目で終わっていたかもしれないですよね・・・。
そう考えると春日局グッジョブ!てところでしょうか。

「お江」と「春日局」は永遠のライバル!仲が悪い!といった歴史の描写を良く見かけますよね。
これは上記の話が高じて後世に伝わったものと思われます。

でもまぁ結局は上手く収まった話であり、仲が本当に悪かったかどうかは謎ですが・・・。


こうして大奥の管理だけでなく、政治の世界でも手腕を発揮した春日局を弔うために作られたのがこの麟祥院。

このお寺の御霊屋(みたまや)と呼ばれる建物には、春日局の木像が安置され、今日も柔和な笑みをたたえています。(画像はパンフレットより拝借。)
rinshoin-22_result

おしまい。


2.参拝の注意点

麟祥院は、通常非公開です!
京都の各季節に開催される「特別拝観期間」にのみ、一般公開される場合があります。
rinshoin-17_result

■京都の特別拝観情報

以下は「2019年冬の特別拝観」の情報です。

参拝時間:10:00~16:00
参拝料:大人600円、子供300円
住所:〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町49
連絡先:075-463-6563
創建:1634年(諸説あり)
開基:春日局(かすがのつぼね)
宗派:臨済宗(りんざいしゅう)
本尊:釈迦如来(しゃかにょらい)

・建物内部の写真や動画撮影は禁止です。
・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。

では、麟祥院の見どころを見て行きましょう!
rinshoin-06_result


3.麟祥院の見どころ

*のついている見どころは有料エリアです。

・山門(San-mon Gate)

お寺の山門、入口です。
rinshoin-01

・境内*(Precincts of the temple)*

山門から方丈への境内通路。一面に苔が配されています。
rinshoin-05_result

境内の瓦のデザインは、「隅切角に三(すみきりかくにさん)」の家紋がかたどられています。
これは、春日局が家光の乳母になる前の嫁ぎ先であった、稲葉正成(いなばまさしげ)の家紋に由来します。
rinshoin-08_result

・方丈*(Hojo Hall)*

方丈入口。
rinshoin-07_result

方丈入口の火灯窓(かとうまど)より庭園を望む。
rinshoin-09_result

方丈全景。明治時代の1910年に現在の場所に移築されたとのこと。
rinshoin-13_result

方丈内部の襖絵には、江戸時代の絵師・海北友雪(かいほうゆうせつ)の代表作である「雲龍図」が描かれています。
友雪の父親である、絵師の海北友松(かいほうゆうしょう)と春日局は旧知の仲であり、その息子である友雪の芸術活動を支援したと言われています。
(写真は入場チケットより拝借。)
rinshoin-21_result

方丈内部には、徳川家光より拝された「百椿図屏風」も展示されていました。
江戸時代にあった全ての椿の種類が描かれているんだとか!
ここで言う「百」は「数字の100」ではなく「大変多いこと」を指すため、絵柄が「100個」無くても良いんだそうです。
rinshoin-24_result

・方丈庭園*(Hojo Garden)*

麟祥院の十三世住職であった、土屋琢道による作庭。
全面に苔の海、左方に枯滝組、左上から右下に川が流れて海に繋がる庭組、中央の二つの長石にて船を表現した趣の枯山水庭園です。
rinshoin-12_result

庭園の右奥には、その昔京都の淀地区に築城され、春日局ともつながりの深い稲葉氏が治めていた淀城のしゃちほこが配されています。
rinshoin-14_result

・御霊屋*(Mitamaya Hall)*

御霊屋(みたまや)は、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)より拝された釣り殿を移築したものです。
外観は小堀遠州(こぼりえんしゅう)、内装は狩野貞信(かのうさだのぶ)という共に江戸時代を代表する巨匠により作られた建物です。
rinshoin-11_result

建物内部には、小堀遠州(こぼりえんしゅう)作と伝えられる春日局木像が祀られています。(画像はパンフレットより)
rinshoin-22_result

・庫裏*(Kuri:priests’ quarters)*

山門、入口の左手にある建物が庫裏です。(入場はできません。)
rinshoin-04_result

・春日稲荷*(Kasuga Inari Shrine)*

入口の受付の裏に、春日稲荷がひっそりと佇んでいます。
春日局は先述どおり江戸幕府において大変な出世をしたことから、「出世稲荷」として祀られることがあるんですね。
rinshoin-18_result


4.麟祥院の動画・写真

■Youtube:麟祥院(京都市右京区):Rinsho-in temple (Ukyo Ward, Kyoto, Japan)

■imgur:Rinsho-in Temple (Ukyo Ward, Kyoto) [麟祥院:京都市右京区]

Rinsho-in Temple (Ukyo Ward, Kyoto) [麟祥院:京都市右京区]

5.麟祥院の御朱印

御朱印は春日局の家紋である「隅切角に三(すみきりかくにさん)」に「御福(おふく)」の文字です。
「おふく」は春日局の幼少の頃のお名前だとか。
御朱印は受付で頂くことができます。(300円、書置きのみ。)
rinshoin-19_result


6.麟祥院の行き方

麟祥院は、妙心寺の境内にあります。

最寄り駅は「JR 花園駅」または「嵐電 北野線 妙心寺駅」です。
(「京都駅」、「阪急 河原町駅」、「京阪 祇園四条駅」からバスで行くことも出来ます。)

  乗換え案内

■ルート例(JR 大阪駅→JR 花園駅)
myoshinji-01-jp

■ルート例(大阪メトロ なんば駅→JR 花園駅)
myoshinji-02-jp

■ルート例(JR 京都駅→JR 花園駅)
myoshinji-03-jp

■JR 花園駅から徒歩で行く場合

徒歩約6分(400 m)です。

■嵐電 北野線 妙心寺駅から徒歩で行く場合

徒歩約5分(300 m)です。

■京都駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

・京都駅前[乗り場D3]

26系統[北野白梅町 御室仁和寺・山越行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:26系統[北野白梅町 御室仁和寺・山越行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場D3]
降車バス停:妙心寺北門前
運賃:230円
所要時間:約42分

■阪急 河原町駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

・四条河原町[乗り場A 南行き]

10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]
乗車バス停:四条河原町[乗り場A 南行き]
降車バス停:妙心寺北門前
運賃:230円
所要時間:約43分

・四条河原町[京都バス乗り場]

63系統[嵐山・苔寺 すず虫寺行き]


バス会社:京都バス
行先・系統:63系統[嵐山・苔寺 すず虫寺行き]
乗車バス停:四条河原町[京都バス乗り場]
降車バス停:妙心寺前
運賃:230円
所要時間:約34分

65系統[有栖川行き]


バス会社:京都バス
行先・系統:65系統[有栖川行き]
乗車バス停:四条河原町[京都バス乗り場]
降車バス停:妙心寺前
運賃:230円
所要時間:約34分

■京阪 祇園四条駅からバスに乗車する場合

  バス乗換え案内

・四条京阪前[乗り場C]

10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]


バス会社:京都市バス
行先・系統:10系統[北野天満宮 御室仁和寺・山越行き]
乗車バス停:四条京阪前[乗り場C]
降車バス停:妙心寺北門前
運賃:230円
所要時間:約40分

■タクシーで行く場合

京都駅から:2,610円 ~ 3,210円(約20分)
京阪 祇園四条駅から:2,450円 ~ 2,910円(約15分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
myoshinji-35

・タクシーを呼びたい場合
taxi-call

[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]


7.麟祥院周辺のホテル検索・予約

8.おすすめ観光スポットまとめ地図

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

<日本・関西の観光情報はJapan’s Travel Manualで検索!!>
<「どこよりも詳しい観光地への行き方を紹介するサイト」を目指しています。>

LINEで送る
Pocket