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[2018年12月19日更新]

「日本庭園」。外国人だけでなく、日本人でもその庭の美しさには心惹かれます。
そんな「日本庭園」の最高峰、とも言われている庭園がこの「桂離宮」と「修学院離宮」です。

17世紀に整備されたこの庭園は、日本の美を感じられる場所として最適です。( *´艸`)

どちらの離宮への見学も、基本的に事前の予約が必要です。
(桂離宮は事前申し込みの空きがある日に限り、当日申し込みが可能ですが、確実に入るためには事前の予約をおススメします!)
また、桂離宮の参観は2018年11月より有料(1,000円/大人)となりました。(修学院離宮は引き続き無料です。)

この記事では両離宮の予約方法と実際に行ってみたレポートを書いてみたいと思います。 d(*゚ー゚*)

*この記事は2016年3月に訪問した際の情報を元にしています。

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Contents:

  1. 参観情報一覧
  2. 予約方法
  3. 桂離宮と修学院離宮を1日で参観するには
  4. 桂離宮訪問レポート
  5. 修学院離宮訪問レポート

1.参観情報一覧

宮内庁が管轄する京都地区の施設は、今回ご紹介する「桂離宮」、「修学院離宮」の他にも「京都御所」と「仙洞御所」があります。

↓「京都御所」と「仙洞御所」の予約方法や参観レポートはこちら↓

各施設で少し見学方法や時間、申し込み方法が異なりますのでご注意を!

2.予約方法

先ほど書いたとおり、両離宮の参観は事前の予約が必要です!
(桂離宮は事前申し込みの空きがある日に限り当日申し込みが可能ですが、確実に入るためには事前の予約をおススメします!)

予約方法は「1.葉書」「2.事務所窓口」「3.インターネット」の3パターンがあります。
当日の参観人数は限られていますので参観希望日が決まったら早めに申し込むことをおすすめします。
また、各予約方法別で予約枠が割り振られているようです。
一番簡単な予約方法は「3.インターネット」ですが、インターネットで予約が既に埋まっている日でも、「1.葉書」「2.事務所窓口」で申し込めば予約が取れる場合があります。

まぁ、葉書は返事が来るのが遅いですし、現地の事務所には限られた人しか行けないと思いますので、基本的にはインターネットで空いている日を選んで予約するのが良いかと思いますよ!

ここでいくつか、予約と参観に関する注意点です。

・桜の季節(4月)、紅葉の季節(10月下旬~11月)、参観可能な土曜日は予約がすぐに埋まります。もしこのタイミングに行きたい場合は予約受付開始日すぐに申し込むことをおススメします。

・当日は「参観許可通知書」と「身分証明書(外国人の方はパスポート)」を必ず持参しましょう。

動きやすい服装で行きましょう。

3.桂離宮と修学院離宮を1日で参観するには

桂離宮と修学院離宮は京都の中心部から少し離れた場所にあります。両方1日で参観したい!という方は、片方の参観開始を「9:00~」もしくは「10:00~」として、もう一方を「13:30~」以降で予約を取れば移動の時間を含めても十分余裕を持ったスケジュールで行動できますよ!(ちなみに「桂離宮」から「修学院離宮」へは、電車と徒歩の移動でおよそ1時間半くらいかかります。)

両離宮の場所を考えると、大阪から行く場合は「桂離宮」→「修学院離宮」の順番が良いと思います。 d(*゚ー゚*)

■大阪(梅田)出発のルート例

桂離宮参観予約時間:「9:00~」もしくは「10:00~」で予約
修学院離宮参観予約時間:「13:30~」以降で予約(遅めの時間で予約すると、お昼ご飯をゆっくり食べる余裕があります。)

阪急梅田駅(電車約35分) 阪急桂駅(徒歩約20分) 桂離宮(参観約60分→徒歩約20分)  阪急桂駅(電車約10分)  阪急河原町駅(徒歩約5分)  京阪祇園四条駅(電車約15分)  叡山電鉄修学院駅(徒歩約20分)  修学院離宮(参観約90分)

京都の中心部から行く場合はどちらも同じくらいの距離ですので、どちらから参観しても構わないと思います。




4.桂離宮訪問レポート

・桂離宮とは

桂離宮(かつらりきゅう)は、京都市西京区桂にある皇室関連施設。江戸時代の17世紀に皇族の八条宮の別邸として創設された建築群と庭園からなる。面積は約7万平方メートルで、うち庭園部分は約5万8千平方メートルである。離宮とは皇居とは別に設けた宮殿の意であるが、「桂離宮」と称するのは明治16年(1883年)からで、それ以前は「桂別業」などと呼ばれていた。江戸時代初期の造営当初の庭園と建築物を遺しており、当時の朝廷文化の粋を今に伝えている。回遊式の庭園は日本庭園の傑作とされる。また、建築物のうち書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れている。庭園には茶屋が配されている。現在は宮内庁京都事務所により管理されている。参観には宮内庁京都事務所に事前申込みが必要。
引用(citation):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%82%E9%9B%A2%E5%AE%AE

・阪急梅田駅→阪急桂駅の行き方

・経路例
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 icon-arrow-circle-right 乗り換え検索

・阪急桂駅→桂離宮の行き方

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・桂離宮を写真で見てみよう

受付では身分証明書(外国人の方はパスポート)と参観許可証が必要です。外国人の方には音声ガイド機器を無料で貸し出してくれます。

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ロッカーも無料で使うことが出来ます。

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待合室です。ツアーの前にここでガイド動画を見ます。

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ツアーガイド開始です。入口からは、庭全体がすぐには見渡せない趣向になっています。(わざとだそうです。)

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御幸門。本来はこちらが正式な玄関。茅葺の屋根が風情ありますね。

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皇族の方が来られると、今でもこちらの御幸門を通って入られるそうです。

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冬の茶室、と言われている「松琴亭」の遠景。

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松琴亭の近景。風情ある佇まいですね。

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襖は青の市松模様。かなり色あせているそうですが、お洒落ですね!d(*゚ー゚*)

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天橋立を模して作られた景色。

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遠くに古書院と月波桜。

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園林堂。

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夏の茶室と言われている「笑意軒」。涼しげな造りです。

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窓がまるで額縁のよう・・・。

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古書院。月見台があります。

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最後に見えてくるのが秋の茶室、月波楼。

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月見をするための茶室。

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いかがでしたか?春・夏・秋・冬を見立てた茶室に、「観る」ということを計算しつくされた庭園の造形、桂離宮は「これぞ日本庭園!」です。

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5.修学院離宮訪問レポート

・修学院離宮とは

修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)は京都市左京区修学院の比叡山麓にある皇室関連施設。17世紀中頃(1653年(承応2年) – 1655年(承応4年))に後水尾上皇の指示で造営された離宮(皇居以外に設けられた天皇や上皇の別邸)である。谷川を堰き止めた人工池を中心とした広大な庭園とその関連建物からなる。桂離宮・仙洞御所とならび、王朝文化の美意識の到達点を示すものとなっている。宮内庁京都事務所が管理している。
修学院離宮は上御茶屋(かみのおちゃや)、中御茶屋(なかのおちゃや)、下御茶屋(しものおちゃや)と呼び習わす3か所の庭園からなり、面積は54万平方メートルに及ぶ。
各御茶屋の間には田畑が広がり、細い松並木道が各御茶屋を結んでいる。上御茶屋と下御茶屋は、後水尾上皇(第108代天皇)の指示により、1655年(明暦元年)から1659年(万治2年)にかけて江戸幕府が造営した離宮である。後水尾上皇は女中に変装して輿に乗り、造営中の離宮を自ら訪れて造営の指図をしたというが、真偽のほどは定かでない。
引用(citation):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E5%AD%A6%E9%99%A2%E9%9B%A2%E5%AE%AE

・京阪淀屋橋駅→叡山電鉄修学院駅(大阪から直接行く場合)

・経路例
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  乗り換え検索

・阪急桂駅→叡山電鉄修学院駅(桂離宮から行く場合)

・経路例
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  乗り換え検索

・叡山電鉄修学院駅→修学院離宮の行き方

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ちなみに、叡山電鉄はワンマン運転なので、少し乗り方や降り方が普通の電車と異なります。

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・修学院離宮を写真で見てみよう

修学院離宮の受付は屋外にあります。

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待合室です。桂離宮と比べてかなり狭いです・・・。無料のコインロッカーもありました。

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ツアーガイド開始です。入口の御幸門から入ります。修学院離宮は広大な敷地に離宮、中離宮、上離宮の3つの離宮があります。

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下離宮の寿月観。後水尾院行幸時の御座所となった建物です。

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奥の一段高い場所が「上段」。位の高い人が鎮座する場所です。

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下離宮から中離宮への松並木。

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この近くは庭園、というよりは里山という風情ですね。(○´艸`)

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中離宮、楽只軒。

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中離宮、客殿内にある霞棚。絢爛豪華です。d(*゚ー゚*)

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客殿の奥の杉戸絵には、祇園祭の岩戸山と放下鉾が描かれています。

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網干の欄干。漁村で網を干した形を表しているそうです。

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上離宮、隣雲亭からの眺望です。「隣雲」の名前にふさわしい眺めですね。

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隣雲亭の一二三石。名前のとおり、埋め込まれている石の数が「1個」「2個」「3個」ずつです!

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千歳橋。後から建てられたそうで、少し中国様式が入っていますね。

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窮邃亭。他の建物はほとんど修復や再建されているらしいですが、この建物だけは当時のまま、だそうです。

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本当に昔の建物は「窓」が素敵です。。

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橋の欄干には菊の御紋。

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船着場。ノスタルジックです。

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大刈込と呼ばれる巨大な植木は、池の堤防の役割も果たしています。

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いかがでしたか?修学院離宮は桂離宮と違い、広大な里山と雄大な景色が特徴です。

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それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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