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十輪寺(じゅうりんじ)は、京都市西京区大原野小塩町にある天台宗の寺院です。

今年の秋はなるべく京都の「空いている」「穴場」の紅葉スポットを見つけるべくうろうろしています。

今回訪問したのは十輪寺です。

このお寺は伊勢物語の主人公で知られる在原業平のお墓があるお寺です。
また、境内には「なりひら桜」と呼ばれる有名な大きな枝垂れ桜があり、春の桜のシーズンは沢山の観光客が訪れます。

では・・・、秋の紅葉シーズンはどうなのか!?
行って確かめてきました!!

結果は・・・、

「めっちゃ空いてました。ていうか誰も居ませんでした!!」

春の桜のシーズンもいいですが、秋の紅葉シーズンの十輪寺、おススメですよ!!

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Contents:

  1. 十輪寺について
  2. 十輪寺の紅葉
  3. 十輪寺の桜(なりひら桜)
  4. 十輪寺の見どころ
  5. 十輪寺の御朱印
  6. 十輪寺の行き方・アクセス方法

1.十輪寺について

十輪寺(じゅうりんじ)は、京都市西京区大原野小塩町にある天台宗の寺院。山号は小塩山(おしおざん)。本尊は延命地蔵菩薩京都洛西観音霊場第三番札所。
引用(citation):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E8%BC%AA%E5%AF%BA_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82)

開門時間:9:00~17:00
参拝料:400円
住所:〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町481
連絡先:075-331-0154

十輪寺(じゅうりんじ)は、京都市西京区大原野小塩町にある天台宗の寺院です。
ご本尊は延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)です。
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このお寺は「在原業平(ありわらのなりひら)がこの寺に隠棲したと伝えられているため、業平寺(なりひらでら)とも言われています。
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在原業平は、六歌仙・三十六歌仙の一人に数えられる平安時代初期の名歌人です。
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また、彼は平安時代初期に成立した作者不詳の歌物語である「伊勢物語(いせものがたり)」の主人公としても知られています。
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2.十輪寺の紅葉

見ごろ:11月中旬~12月上旬

紅葉シーズン真っ只中、11月21日(月)の午後に訪問してみました。

「誰も居ませんでした!!」

平日とはいえ、紅葉シーズン真っ只中で境内を貸し切り出来るとは思いませんでした。

何故こんなにこのお寺が秋の紅葉シーズンに空いているのか?
ご住職にお聞きしたところ、以下の3つの理由があるのでは?とのことです。

1.行きづらい。(最寄り駅からバスで30分。バスの本数も少ない。)
2.桜(なりひら桜)のイメージが強すぎて秋の紅葉は知られていない。
3.近くに紅葉の有名なお寺の「光明寺」や「善峯寺」がある。

ということで、ちょっと不便なところにありますが、観光客の多さにうんざりしている方にはぴったりの、京都の紅葉の穴場スポットです。

では、十輪寺の紅葉の写真をどうぞ!!

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如何でしたか!?

小さなお寺なので紅葉の規模はそれ程でもありませんが、十分綺麗ですよね。

3.十輪寺の桜(なりひら桜)

見ごろ:3月下旬~4月上旬

先ほども書きましたが、このお寺は境内の庭園にある「なりひら桜」で有名です。
なので、春の桜のシーズンは秋とは打って変わって沢山の観光客が訪れます。

人気の理由は、2014年のJR「そうだ、京都、いこう」キャンペーンに選ばれたためです。
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引用(citation):http://souda-kyoto.jp/index.html

この桜は樹齢200年以上と言われており、非常に見ごたえのある、1本枝垂れ桜です。
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引用(citation):https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d4402734-Reviews-Jyurinji_Temple-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html

では、次に紅葉と桜以外の十輪寺の見どころを見ていきましょう!!
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4.十輪寺の見どころ

本堂:Hondo (Main temple)

こちらが江戸時代の1750年に再建された本堂(ほんどう)です。
京都府指定文化財に登録されています。
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このお寺の本堂は、屋根が「お神輿」の形をしている珍しい建物です。
(この屋根の形は「鳳輦形(ほうれんがた)」と呼ばれています。)
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業平御殿:Narihira-Goten

本堂横にある建物が業平御殿(なりひらごてん)です。
この御殿の畳の間では、寝転がってお庭を楽しむことが出来ます。
(このお寺のお庭は寝転がって見ても失礼に当たりません。)
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高廊下:High corridor

高廊下(たかろうか)は、本堂と業平御殿を結ぶ回廊です。
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高廊下からは、境内のお庭や茶室が一望できます。
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茶室:Chashitsu (tea room)

業平御殿の奥には茶室があります。
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庭園”三方普感の庭”:Garden (Sampofukan-no-niwa)

「業平御殿」「茶室」「高廊下」に囲まれた庭園は「三方普感の庭(さんぽうふかんのにわ)」と呼ばれています。
それぞれ3箇所から見る庭の景色が異なる印象を感じる事からこの名前で呼ばれています。
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高廊下から望む庭園。天上界の風景を見立てています。
(茶室の襖絵には天上界の風景が描かれています。)
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茶室から望む庭園。現実世界の風景を見立てています。
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業平御殿から望む庭園。極楽浄土の風景を見立てています。
(手前側より向こう側のほうが少し高く作られています。遠近法でお庭を綺麗に大きく見せる手法だそうです。)
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鐘楼:Shoro (bell tower)

こちらは江戸時代の1666年に建てられた鐘楼(しょうろう)です。
京都府指定文化財に登録されています。
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塩窯跡:Trace of Shiogama(salt pan)

境内の奥には塩窯の跡が残されています。
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在原業平は、この塩釜で塩焼きの風流を楽しんだと言われています。
「小塩(おしお)」というこの場所の地名はこの故事に由来していると言われています。
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在原業平のお墓:Grave of ARIWARA no Narihira

こちらが在原業平のお墓です。
思ったよりもとても小さく質素なお墓でした。
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5.十輪寺の御朱印

十輪寺の御朱印の墨書きは、このお寺のご本尊である延命地蔵菩薩を意味する「延命殿(えんめいでん)」です。
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6.十輪寺の行き方・アクセス方法

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十輪寺の最寄り駅は「阪急 東向日駅」若しくは「JR 向日町」です。

  乗換え案内

■大阪駅からのルート例
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■なんば駅からのルート例
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■京都駅からのルート例
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■阪急 東向日駅→十輪寺

東向日駅から十輪寺はバスで向かいます。
(駅から十輪寺までは5km以上あり、徒歩だと2時間ほどかかります。)

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  バス乗換え案内

①阪急 東向日駅からバスに乗車する場合

[時刻表]66系統

バス会社:阪急バス
行先・系統:66系統[小塩・善峯寺行き]
乗車バス停:阪急東向日[1番乗り場]
降車バス停:小塩
運賃:310円
所要時間:約25分

①JR 向日町駅からバスに乗車する場合

[時刻表]66系統

バス会社:阪急バス
行先・系統:66系統[小塩・善峯寺行き]
乗車バス停:JR向日町[2番乗り場]
降車バス停:小塩
運賃:310円
所要時間:約30分

いかがでしたか?

是非一度足を運んで見て下さい!!

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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