興臨院(こうりんいん)は京都市北区にある、臨済宗大徳寺派の寺院です。

大本山である大徳寺(だいとくじ)は京都でも有数の規模と大きさを誇る禅寺であり、24の塔頭(たっちゅう)があります。

今回はそんな塔頭の1つであり、特別拝観の時期にのみ入場が可能な黄梅院に行って来ました。

このお寺は、豊臣政権時に五大老の一角を担った前田利家(まえだとしいえ)の菩提寺。

前田家と言えば、加賀百万石を有した戦国随一の名家!

そんな前田家ゆかりのお寺の見どころは、昭和の名作庭家・中根金作(なかねきんさく)が修復を手がけた方丈庭園。

「加賀前田家の名に恥じぬ、素晴らしい名庭を見たければ光臨院へ!」

今回はそんな興臨院を訪れてみました。


興臨院の歴史

では、まずはじめに黄梅院の歴史と覚えておきたいポイントを一緒に見て行きましょう!


このお寺で覚えたいキーワードは「加賀と能登」

加賀や能登は、現在の石川県や金沢市に相当する場所であり「加賀百万石」とも称されるほど発展した土地。

この興臨院は、そんな肥沃な土地を治めていた畠山義総(はたけやまよしふさ)前田利家(まえだとしいえ)という二人の武将が関係しています。


この興臨院は、室町時代後期の1521年ごろに、能登の大名・畠山義総(はたけやまよしふさ)によって創建されました。

この義総が作った七尾城は天下にとどろく「五大山城」の一つにも数えられ、その城下町は小京都と呼ばれるほどに発展。

お寺の名前は、そんな畠山義総の法名である興臨院殿伝翁徳胤大居士」から名づけられました。

しかし戦国時代の混乱により畠山家が没落、そのあおりを受けてこの興臨院も衰退します。


そんな光臨院を再興したのが、前田利家(まえだとしいえ)

槍の名手としても知られ「槍の又左(やりのまたざ)」という異名を持つほどの武人であったと同時に、加賀百万石の礎を築いた優れた為政者でもありました。

そんな手腕を買われて秀吉に重用された利家は、豊臣政権の五大老(ごたいろう)を務めたほどの有力者!

興臨院はそんな前田利家の京都における菩提寺として、現在まで長く庇護され続けてきました。

このように、光臨院は「加賀」や「能登」にとても縁が深い寺院なんです。

おしまい。

拝観の注意点

興臨院は通常非公開であり、不定期に開催される特別拝観期間のみ拝観が可能です。

下記の情報は、2016年秋の特別拝観時のものです。

特別拝観情報

お寺の詳細

住所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町80
連絡先:075-491-7636
創建:1521年ごろ
開基:畠山義総(はたけやまよしふさ)
宗派:臨済宗大徳寺派
ご本尊:釈迦如来

拝観時間

10:00~16:30

拝観料

大人 600円
中高生 400円
子供 300円

その他注意点

・写真/動画撮影可能な場所や、一脚/三脚の利用可否は必ず係員に確認しましょう。

・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。


では次に、興臨院の見どころを訪問時の写真を参考に振り返ってみたいと思います!


興臨院の見どころ

興臨院の地図

*のついている見どころは有料エリアです。

表門(重要文化財)

表門(おもてもん)は創建当時から残る唯一の建築物であり、大徳寺の境内において最も古い門の一つです。

重要文化財に指定されています。

庫裏*:Kuri*

庫裏(くり)は、昭和時代の庭園改修の際に新築された比較的新しい建物です。

唐門(重要文化財)*

唐門(からもん)は方丈の入り口となる門で、重要文化財に指定されています。


禅宗のお寺らしく、火灯窓(かとうまど)から庭園を伺うことができます。

方丈(重要文化財)*

方丈(ほうじょう)室町時代1533年ごろに再建された建物で、重要文化財に指定されています。


室町時代の方丈建築は、屋根が低いデザインなんだそうです。

方丈の再建には、前田利家(まえだとしいえ)の尽力がありました。


低い屋根が軒先まで長く伸びていることが良く分かりますね。


方丈の西側部分には、琴を弾く際に使われる爪を供養する「爪塚」「琴心塔」が供えられています。


方丈の北側には楓の木々が植えられており、秋になると紅葉がとても綺麗です。

方丈前庭*

方丈の南側には、中根金作(なかねきんさく)により修復された枯山水の庭園が広がっています。


白砂と石の絶妙な配置で、理想的な蓬萊世界が表現されている庭園です。

茶室「涵虚亭」*

方丈の北側には、茶室の涵虚亭(かんきょてい)があります。

涵(かん)は「中身が豊か」、虚(きょ)は「中身が無くむなしい」という意味があるそうです。

相反する二つの言葉を使ったネーミングが、いかにも「禅宗」らしいですね。


これで、興臨院の境内にある見どころをすべて見て回りました!

訪れた感想としては、小さいながらも禅様式にあふれた建築や庭園がとても目を引き、訪れた際はあまり観光客もおらずとてもゆっくりと拝見できました。

ぜひ皆さんも訪れてみてくださいね!

興臨院の写真

興臨院:Korin-in(20161006)


興臨院の御朱印

興臨院の御朱印の墨書きは、このお寺のご本尊である「釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)」です。

興臨院への行き方/アクセス方法

興臨院の地図

興臨院は大徳寺の境内にあります。

最寄り駅は京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅です。

京都駅からバスで行くことも出来ます。


大阪駅からのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①JR京都線で「大阪駅」から「京都駅」へ行き、京都市営地下鉄烏丸線に乗り換え。

②京都市営地下鉄烏丸線で「京都駅」から「北大路駅」へ。


なんば駅からのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①大阪メトロ御堂筋線で「なんば駅」から「梅田駅」へ行き、JR京都線に乗り換え。

②JR京都線で「大阪駅」から「京都駅」へ行き、京都市営地下鉄烏丸線に乗り換え。

③京都市営地下鉄烏丸線で「京都駅」から「北大路駅」へ。


京都駅からのルート例(電車)

乗換え案内サイト

①京都市営地下鉄烏丸線で「京都駅」から「北大路駅」へ。


北大路駅からの徒歩ルート例

徒歩約25分(約1.3km)です。


北大路駅からバスで行く場合

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バス乗換え案内

「北大路バスターミナル乗り場G」から京都市バス「204/206系統」に乗車、「大徳寺前」で下車。

バス会社:京都市バス
行先・系統:204系統[金閣寺・円町行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分

バス会社:京都市バス
行先・系統:204系統[高野・銀閣寺行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分

バス会社:京都市バス
行先・系統:206系統[京都駅行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分

バス会社:京都市バス
行先・系統:206系統[清水寺・京都駅行き]
乗車バス停:北大路バスターミナル[乗り場G]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約5分


京都駅からバスで行く場合

バス乗換え案内

「京都駅前乗り場A3」から京都市バス「206系統」に乗車、「大徳寺前」で下車。

バス会社:京都市バス
行先・系統:206系統[大徳寺・北大路バスターミナル行き]
乗車バス停:京都駅前[乗り場A3]
降車バス停:大徳寺前
運賃:230円
所要時間:約35分


タクシーで行く場合

京都駅から:約3,300 (20)

祇園四条駅から:約3,000円(20分)

・タクシー運転手に行き先を告げたい場合

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・タクシーを呼びたい場合

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[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

興臨院周辺のホテル検索/予約

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いかがでしたか?

それでは楽しい旅を!