将軍塚青龍殿(しょうぐんづかせいりゅうでん)は京都府京都市山科区にある、天台宗青蓮院の飛び地境内です。
鎮座する場所は、京都の市内を一望できる東山の山頂!
ここにはその昔、京都を鎮護するための将軍像が置かれ、将軍塚(しょうぐんづか)と呼ばれていました。
そして2014年、この「青龍殿」と「大舞台」が建立され現在の形になりました。
圧倒されるのはそのスケール!
「大舞台の大きさは、なんと清水寺の舞台の約5倍!」
舞台から見下ろすその風景は、京都随一の景観を誇ります!
そんな将軍塚青龍殿、基本的にバスかタクシーで行くことになりますが、徒歩で行く東山トレイルルートという登山道もあるんです。
今回は折角なので、このトレイルルートを使って、京阪電車の祇園四条駅から歩いて行ってみました!
将軍塚青龍殿について
開門時間:9:00-17:00
参拝料:500円(大人),400円(中高生),200円(小学生)
住所:〒607-8456 京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
連絡先:075-771-0390
創建:2014年
宗派:天台宗
ご本尊:不動明王ニ童子像(青不動)
将軍塚青龍殿(しょうぐんづかせいりゅうでん)は、京都府京都市山科区厨子奥花鳥町にある、天台宗青蓮院の飛び地境内です。
平安時代、桓武天皇(かんむてんのう)が、京都の都を鎮護するために、将軍の像を土で作り、この地の塚に埋めるよう命じました。
これが、この地を将軍塚(しょうぐんづか)と呼ぶ由来です。
この地は南北朝時代、南朝方の新田義貞(にったよしさだ)と北朝方の足利尊氏(あしかがたかうじ)が激戦を繰り広げた地でもあります!
境内には、たくさんの桜と紅葉が植えられており、京都の新しい桜と紅葉の名所としても根付きつつあります。
拝観料は500円(大人)です。
参拝の注意点
・青龍殿行きのバス(京阪バス)は、土・日・祝日及び11月の全日のみの運行です。
(平日に行く場合は歩いて行くか、タクシーを使いましょう。)
・青龍殿の内部正面は写真撮影禁止です。
ルールを守って参拝しましょう。
将軍塚青龍殿に歩いて行こう!
将軍塚青龍殿へのバスは、平日は運行していません。
ということで、今回は最寄り駅の「祇園四条駅」から歩いて行ってみました。
約2.5km、40分ほどの道のりでした。
途中1kmほど山道を歩きますので、歩きやすい服装と靴で行きましょう!
まずは祇園四条駅から、東山トレイルの出発点である長楽寺(ちょうらくじ)を目指します!
長楽寺に到着すると、その手前を左折して奥に進みます。
すると、東山トレイルの出発点である「将軍塚の石碑」が見えてきます。
ここからちょっと本格的な山道を進みます!
約1kmほどの山道を登ります。
ただ、それ程険しい道ではありませんので気軽にハイキングするにはもってこいだと思います
雨の日や、道がぬかるんでいるときは注意して進んでくださいね!
山道の途中には、倒木があるのでご注意を。(2016年11月時点。)
道の途中には看板が設置してありますので、基本的に迷うことは無いと思います。
必ず「東山山頂公園」を指す方向に進んでください。
20分ほど山道を登るとゴールが見えてきます。
ここを左に曲がると、将軍塚青龍殿です。
お疲れ様でした!
将軍塚青龍殿の見どころ
*印のついている見どころは有料エリアです。
福徳門
こちらが青龍殿の入口にあたる、福徳門(ふくとくもん)です。
将軍塚大日堂
こちらが大日堂(だいにちどう)です。有料エリアの受付窓口があります。
この建物には、その名が指す通り大日如来(だいにちにょらい)が祀られています。
青龍殿*
こちらが、2014年に新しく建てられた青龍殿(せいりゅうでん)です。
この建物には、青蓮院が誇る国宝の青不動(あおふどう)が祀られています。
この画は、高野山明王院の「赤不動」、三井寺の「黄不動」と共に日本三不動の一つに数えられています。
引用(citation):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%98%8E%E7%8E%8B
大舞台*
青龍殿の裏側には、この大舞台(おおぶたい)が広がっています!
出てくる言葉はただ一言。
「絶景かな!」
大舞台からは、こんな京都の市内が一望できます。
桓武天皇(かんむてんのう)が、この地を京都の鎮護の地としたのも頷けます。
大舞台から望む青龍殿。
ガラスの茶室 – 光庵*
大舞台には日本のデザイナーである吉岡徳仁(よしおかとくじん)によって作られた、ガラスの茶室が置かれています。
期間限定の公開でしたが、好評とのことで2016年11月現在では終了日は未定だそうです。
オープニング期間には、実際にこの茶室でお茶をたてて振舞われたそうです。
将軍塚*
こちらのこんもりとした古墳のような丘が、将軍塚(しょうぐんづか)です。
平安時代に桓武天皇(かんむてんのう)が、この京都の都を鎮護するために将軍の像を土で作らせ、この塚に埋めるよう命じました。
今もなお、この将軍塚は京都の地を鎮護しているんですね。
西展望台*
将軍塚の横には展望台があります。
展望台から望む青龍殿。
展望台から望む庭園。
青龍殿庭園*
こちらが青龍殿庭園(せいりゅうでんていえん)です。
この庭園は、前半部分は回遊式庭園、後半部分は枯山水庭園になっています。
こちらは前半部分の回遊式庭園です。
たくさんの紅葉が植えられていて、秋の紅葉が非常に綺麗でしたよ!
この回遊式庭園を進んでいくと・・・、
庭園の後半部分には枯山水式庭園が広がっていました!
この庭園は、春季と秋季にはライトアップも開催されるそうですよ!
その時期は、夜に訪れるのも良いかもですね!
庭園の出口を出ると、再入場が出来ないのでご注意を!
将軍塚青龍殿の紅葉
将軍塚青龍殿の御朱印
将軍塚青龍殿の御朱印は、このお寺ご本尊である「青不動(あおふどう)」の文字です。
御朱印は青龍殿でいただくことができます。
将軍塚青龍殿への行き方/アクセス方法
将軍塚青龍殿の最寄り駅は、京阪電車 祇園四条駅です。
三条駅や河原町駅、清水五条駅からバスで行くことも出来ます。
青龍殿行きのバスは、土・日・祝日と11月の全日、ゴールデンウィーク期間中のみ運行しています。
大阪駅からのルート例
①JR大阪環状線で「大阪駅」から「京橋駅」へ行き、京阪電車に乗り換え。
②京阪電車で「京橋駅」から「祇園四条駅」へ。(特急が便利です。)
なんば駅からのルート例
①大阪メトロ御堂筋線で「なんば駅」から「淀屋橋駅」へ行き、京阪電車に乗り換え。
②京阪電車で「淀屋橋駅」から「祇園四条駅」へ。(特急が便利です。)
京都駅からのルート例
①JR奈良線で「京都駅」から「東福寺駅」へ行き、京阪電車に乗り換え。
②京阪電車で「東福寺駅」から「祇園四条駅」へ。
最寄り駅「祇園四条駅」からのルート例(徒歩)
約2.5km、40分です。
三条駅からバスで行く場合
「三条京阪バス停C1乗り場」から「京阪バス70系統」に乗車、「将軍塚青龍殿」で下車。
バス会社:京阪バス
行先・系統:70系統[将軍塚青龍殿行き]
乗車バス停:三条京阪[乗り場C1]
降車バス停:将軍塚青龍殿
運賃:230円
所要時間:約15分
[時刻表]70系統[将軍塚青龍殿行き]
河原町駅からバスで行く場合
「四条河原町バス停南行き(交差点南側)乗り場」から「京阪バス70系統」に乗車、「将軍塚青龍殿」で下車。
バス会社:京阪バス
行先・系統:70系統[将軍塚青龍殿行き]
乗車バス停:四条河原町[南行き(交差点南側)]
降車バス停:将軍塚青龍殿
運賃:230円
所要時間:約20分
[時刻表]70系統[将軍塚青龍殿行き]
清水五条駅からバスで行く場合
「五条京阪バス停東行き乗り場」から「京阪バス70系統」に乗車、「将軍塚青龍殿」で下車。
バス会社:京阪バス
行先・系統:70系統[将軍塚青龍殿行き]
乗車バス停:五条京阪[東行き]
降車バス停:将軍塚青龍殿
運賃:230円
所要時間:約15分
[時刻表]70系統[将軍塚青龍殿行き]
タクシーで行く場合
京都駅から:約2,500円(15分)
祇園四条駅から:約2,000円(10分)
・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
・タクシーを呼びたい場合
[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]
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いかがでしたか?
それでは楽しい旅を!( *´艸`)