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大島(おおしま)は、香川県高松市、瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。

瀬戸内国際芸術祭の会場の1つでもあるこの島は、島全体がハンセン病回復者の国立療養所である「大島青松園」となっています。

昔は偏見や差別があるハンセン病患者を隔離する島だったんだそうですが、現在では回復者の療養施設としてその役目を果たしています。

ハンセン病に対する悲しい歴史をきちんと見つめ直し明るい未来へ目を向けるための場所、それが大島に行ってみて感じた事です。

「ハンセン病と差別、その歴史をきちんと見つめなおすための場所、大島。」

今回はそんな大島を訪れてみました。

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Contents:

  1. 訪問に関する注意点
  2. 大島について
  3. 大島のアート作品

1.訪問に関する注意点

高松港までの行き方は以下の記事を参照してください。

大島に行くには、他の島と異なり必ず事前に申し込みが必要となります。

また、大島では必ずツアーガイドと一緒に行動することになります。(20分ほど自由時間があります。)

★芸術祭開催期間中

第1便:整理券配布開始時間(8:40)
高松港(9:20出航)→大島港(9:40到着)→大島見学→大島港(11:10出航)→高松港(11:30到着)
第2便:整理券配布開始時間(11:00)
高松港(11:40出航)→大島港(12:00到着)→大島見学→大島港(13:30出航)→高松港(13:50到着)
第3便:整理券配布開始時間(13:25)
高松港(14:05出航)→大島港(14:25到着)→大島見学→大島港(15:55出航)→高松港(16:15到着)

・高松港旅客ターミナルビルにて大島へ行く整理券が配布されます。
(整理券は出航時間の40分前に配布が開始されます)

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専用のボートで島に向かいます。(乗船料は無料です。)
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★芸術祭開催期間外

毎月第二土曜日・日曜日のみ開館しています。

必ず事前に以下まで問い合わせてください。

・こえびガイドツアー申込
TEL:087-813-1741
Mail:info@koebi.jp

また大島青松園の見学を希望の場合は以下まで問い合わせてください。

2.大島について

大島全体がハンセン病回復者の療養施設「大島青松園」の敷地になっています。
療養されている方は「患者」という呼び方ではなく「回復者」です。
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島内には目の不自由な方でも暮らしやすいように、他では見られない3つの設備があります。
・交差点にはスピーカーがあり、必ず音楽が流れています。
・歩道には手すりが設置されています。
・道路に白線が引かれています。(目の不自由な方でも白線は見えやすいため、これを頼りに歩きます。)
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島でなくなられた方の骨を納める納骨堂。
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慰霊碑に合唱。
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風の舞。鎮魂の為に作られたモニュメントです。
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かつて手術・解剖台として使われていた石の台。1回目の芸術祭の時に、浜辺で見つかったものを展示しているそうです。
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その昔、ハンセン病によりこの島から出られなかった方のために、このような設備もありました。

島の外に出ることが出来なかった苦しみは想像がつくものではありません。。。

京都の日本庭園を再現した場所。
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キリスト教信者のための礼拝堂(教会)。他にも様々な宗教のお寺がありました。
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四国88箇所霊場をこの島内だけで巡ることが出来るように設置された霊場の仏様たち。
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とても綺麗な島で起こった悲しい過去を風化させることなく、良い未来へ進んでいきたい、と思える光景でした。
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3.大島のアート作品

ここで紹介しているのは作品の一部です。アート作品はやっぱり自分の目で見てなんぼですので、是非実際に行って鑑賞してみてください!
*写真撮影不可の作品もありますのでご注意ください。

どの作品も素敵ですが、個人的に特におススメの作品は「No.115」です。

[No.114:森の小径(田島征三:日本)]
[No.114:Forest Path(Seizo Tashima:Japan)]
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[No.115:青空水族館(田島征三:日本)]*おススメです!
[No.115:Blue Sky Aquarium(Seizo Tashima:Japan)]*My favorite!!
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[No.116:{つながりの家}大島資料室・北海道書庫(やさしい美術プロジェクト:日本)]
[No.116:{Tsunagari no Ie}Library(Art for the Hospital Project ,Yasashii Bijutsu:Japan)]
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[No.117:{つながりの家}GALLERY15「海のこだま」(やさしい美術プロジェクト:日本)]
[No.117:{Tsunagari no Ie}GALLERY15″Sea Echo”(Art for the Hospital Project ,Yasashii Bijutsu:Japan)]
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[No.118:{つながりの家}カフェ・シヨル(やさしい美術プロジェクト:日本)]
[No.118:{Tsunagari no Ie}cafe SHIYORU(Art for the Hospital Project ,Yasashii Bijutsu:Japan)]
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土曜日と日曜日は店内で飲食が可能です。
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引用(citation):http://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/oshima/61.html

いかがでしたか?

大島は他の島と異なり、ハンセン病とそれにまつわる歴史を体感できる貴重な島です。
芸術祭や観光客に対して島の門戸を開いているのも、辛い歴史を忘れることなく明るい未来に目を向ける想いの現れ、と感じました。

芸術祭の期間はその他の期間よりも行きやすい(当日整理券を入手するだけで行ける)ので、この機会に是非訪れてみてください。

それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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