香川県観音寺市の瀬戸内海に浮かぶ小さな島、伊吹島(いぶきじま)。
この島は、瀬戸内国際芸術祭の会場としては一番南に位置する島でもあります。
伊吹島の特産品は何と言っても「いりこ」。
この伊吹島は釣りスポットとして有名で、中でもカタクチイワシの有数の産地です。
ので、島の至るところに「いりば」と呼ばれるいりこの加工場があります。
香川県は「うどん」が有名ですが、そのうどんの命である「だし」がこの島で生まれているんですね!
また、瀬戸内海の島々には沢山にゃん達が暮らしています。
有名な島としては「佐柳島」や「青島」などが有名ですね。
この伊吹島も、知る人ぞ知る猫の島、沢山のにゃんこが暮らしていました。
今回はそんな伊吹島を訪れてみました。
*いつも広告クリックありがとうございます。サイト運営の励みになります。
Contents:
1.伊吹島について
滞在時間の目安:約2.5時間
約2.5時間あれば、ほぼ全てのアート作品を見学可能です。
伊吹島にはレンタサイクルはありませんので、基本的には徒歩での移動となります。
(島内を循環するコミュニティバスがあります。料金は100円です。)
島のあちこちに特産品である「いりこ」の販売所や「いりば」があります。
いりこやオイルサーディン、いわしせんべいなどがとってもリーズナブル!!
(いりこは一袋400円~500円。いわしせんべいなどは1袋100円~200円でした。)
お土産に大量に購入して帰りました。(○´艸`)
港から集落までは急な坂道が続きます。(ただし、急な坂道は港の近くだけです。)
バスは本数が少ないので、徒歩での移動がおススメです。
2.伊吹島のアート作品
ここで紹介しているのは作品の一部です。アート作品はやっぱり自分の目で見てなんぼですので、是非実際に行って鑑賞してみてください!
*写真撮影不可の作品もありますのでご注意ください。
どの作品も素敵ですが、個人的に特におススメの作品は「No.168」「No.170」です。
- [No.164:トイレの家(石井大五:日本)]
[No.164:House of Toilet(Daigo Ishii:Japan)] - [No.165:沈まぬ船(豊福亮+Chiba Art School:日本)]
[No.165:Unsinkable Ship(Ryo Toyofuku+Chiba Art School:Japan)] - [No.166:伊吹島ドリフト伝説(コンタクト・ゴンゾ:日本)]
[No.166:Legend of Ibuki Island Drift(contact Gonzo:Japan)] - [No.167:イリコ庵(みかんぐみ+明治大学学生:日本/フランス)]
[No.167:Iriko Retreat(Mikan+Meiji University Students:Japan/France)] - [No.168:限界 / 伊吹の静けさ打つ水の音(ウィルフレド・プリエト:キューバ)]*おススメです!!
[No.168:Limit / In the silence of Ibuki, some drops of water stroke me the hour(Wilfredo Prieto:Republic of Cuba)]*My favorite!! - [No.169:ト・ラ・ン・ス・フォー・マー -島に成るー(小林耕平:日本)]
[No.169:T-R-A-N-S-F-O-R-M-E-R(Kohei Kobayashi:Japan)] - [No.170:Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-(アルフレド&イザベル・アキリザン:フィリピン)]*おススメです!!
[No.170:Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-(Alfredo & Isabel Aquilizan:Republic of the Philippines)]*My favorite!!
●[No.164:トイレの家(石井大五:日本)]
[No.164:House of Toilet(Daigo Ishii:Japan)]
廃校となった伊吹小学校の校庭に建てられている何やら立派な建物の正体は・・・、
トイレです!!
建物の隙間から外の光が綺麗に入るようデザインされています。
この建物の隙間(スリット)と屋根の線(ライン)には重要な意味があり、各々が太陽や世界各地の都市の方位を指しています。
●[No.165:沈まぬ船(豊福亮+Chiba Art School:日本)]
[No.165:Unsinkable Ship(Ryo Toyofuku+Chiba Art School:Japan)]
この作品は廃校となった小学校の校舎の中がキャンバスになっています。
校舎を船に見立てて、その中には島の人たちが作った約6万個の「浮き」が一面に飾られています。
まさに「沈まぬ船」ですね!
●[No.166:伊吹島ドリフト伝説(コンタクト・ゴンゾ:日本)]
[No.166:Legend of Ibuki Island Drift(contact Gonzo:Japan)]
伊吹島には「ドリフト伝説」と言う有名なバイクルートがあるそうで・・・、
島の住民達は、この島の狭くて曲がりくねった道路をバイク(カブ)で疾走するという・・・。
そんな伝説の映像作品!?を見ることができます。
映像を見た後は・・・、実際にドリフト伝説を体験しましょう!!
カブにまたがってバーチャルな島内を疾走するレーシングゲームです!
ていうか・・・、めっちゃ難しかったですよ。
1日50人くらい挑戦してクリア出きるのは2~3人だそうです。
●[No.167:イリコ庵(みかんぐみ+明治大学学生:日本/フランス)]
[No.167:Iriko Retreat(Mikan+Meiji University Students:Japan/France)]
島の名産である「いりこ」にまつわる素材でできている建物!!です。
いりこの加工に使うせいろや島の石垣、瓦、廃木材などが上手に再利用されています。
●[No.168:限界 / 伊吹の静けさ打つ水の音(ウィルフレド・プリエト:キューバ)]*おススメです!!
[No.168:Limit / In the silence of Ibuki, some drops of water stroke me the hour(Wilfredo Prieto:Republic of Cuba)]*My favorite!!
この作品には2つの要素があります。
一つ目は「限界」と言う名前の作品。
島の古民家をベースにした作品です。
瀬戸内の島々は過疎が進んでおり、空き家が多く、手入れされていない建物は自然に呑み込まれていくそうです。
この作品はそんな人工物が自然に取り込まれていく様を表現しています。
2つ目は「伊吹の静けさ打つ水の音」という作品です。
この作品は島の様々な場所にあります。
敷き詰められた瓦から顔を覗かせる花。
自然の力強さと儚さが伝わってきます・・・。
島の廃屋にも作品が・・・。
かつて栄えていた場所も時が経てば自然に還る運命なんですね。
●[No.169:ト・ラ・ン・ス・フォー・マー -島に成るー(小林耕平:日本)]
[No.169:T-R-A-N-S-F-O-R-M-E-R(Kohei Kobayashi:Japan)]
また、島の各所に、島を理解するための指示書きと立体作品が展示されています。
●[No.170:Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-(アルフレド&イザベル・アキリザン:フィリピン)]*おススメです!!
[No.170:Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-(Alfredo & Isabel Aquilizan:Republic of the Philippines)]*My favorite!!
島の一番北側にある作品です。大きなパラボラアンテナ・・・!?
パラボラアンテナの羽は、「いりこ」作りに欠かせない干し網で出来ています。
伊吹島のアート作品は、他の島と比べても「島全体がアートですよ」というイメージが強いですね!!
3.伊吹島の風景
しかしイリコ漁で栄えたこの島も、近年急激に人口が少なくなっているそうです。
人口は20年前のおよそ半分に・・・。
なので、瀬戸内国際芸術祭などで島に観光客が来てくれることを島の皆さんはとても嬉しいと仰っていました。
島の民家のあちこちに、手作りのウェルカム人形が。
また、この島では「海を渡る蝶」として有名な「アサギマダラ」を見ることが出来ます。
見られる場所は伊吹小学校の校庭の花壇です。
校庭の花壇にはアサギマダラが蜜を吸うフジバカマという植物が植えられています。
多いときには数十匹のアサギマダラが来るそうです。
運よく1匹見つけることが出来ました!!。ズーム失敗してボケボケですいません・・・。
4.伊吹島の猫
瀬戸内海の島々には沢山にゃん達が暮らしています。
有名な島としては「佐柳島」や「青島」などが有名ですね。
ここ伊吹島でも沢山のにゃん達に出会うことができました。(○´艸`)
港にいる三毛&トラの看板にゃんこ2匹。
フェリーが入港するといつも観光客をこうして出迎えてくれるそうです。
旧伊吹小学校(トイレの家がある場所)の校庭には沢山のにゃんこが暮らしています。
芸術作品のど真ん中でくつろぐにゃんこ。(○´艸`)
黒いキャンバスはあったかいんにゃ!!
5.伊吹島の民宿・宿泊施設
伊吹島には2つの宿泊施設があります。
●民宿いぶき(Guest-House IBUKI)
住所:〒768-0071 香川県観音寺市伊吹町1233-1
電話番号:0875-29-2162
休み:無休
料金:1泊2食付8,500円~
●春日旅館(Kasuga Ryokan)
住所:〒768-0071香川県観音寺市伊吹町5-2
電話番号:0875-29-2416
休み:無休
料金:1泊2食付8,000円~
6.伊吹島の天気
7.伊吹島の行き方・アクセス方法
観音寺港からフェリーでアクセスします。
観音寺港の最寄り駅はJR観音寺駅です。
JR観音寺駅から観音寺港へは無料シャトルバス若しくはコミュニティバスで行きます。
関西方面から観音寺駅へ行く方法は以下の2パターンがあります。
1:新幹線を利用する場合
2.高速バスを利用する場合
関西からは四国高速バスの「観音寺エクスプレス」が観音寺駅まで出ています。
所要時間:約4時間50分
料金:4,550円(バス)
乗車場所は、「阪急高速バス大阪梅田ターミナル(阪急三番街)」、「OCAT(大阪シティエアターミナル)」、「三宮バスターミナル」です。
高速バスの乗り場詳細は以下を参照してください。
■高速バスの乗り場詳細はこちら
■高速バスの詳細と予約サイトはこちら
■JR観音寺駅→観音寺港→伊吹島
コミュニティバスを利用します。(芸術祭期間中は無料シャトルバスが運行しています。)
乗車バス停:観音寺駅
降車バス停:観音寺港
料金:100円
観音寺港から伊吹島へはフェリーで行きます。
■バスの時刻表
観音寺港に到着後、切符売り場でフェリーのチケットを購入します。
いかがでしたか?
是非一度足を運んで見て下さい!!
それでは楽しい旅を!( *´艸`)
<日本・関西の観光情報はJapan’s Travel Manualで検索!!>
<「どこよりも詳しい観光地への行き方を紹介するサイト」を目指しています。>