滋賀のお寺:三井寺(園城寺)(みいでら)の見どころと行き方

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    園城寺(おんじょうじ)は、滋賀県大津市にある、天台寺門宗総本山の寺院です。

    このお寺には、三井寺(みいでら)という通称があり、こちらの方が一般的に良く知られている名前ですね。
    その昔、寺に涌く霊泉が「天智」「天武」「持統」の三代天皇の産湯として使われたので、「御井(みい)の寺」と呼ばれるようになりました。
    それが転じて「三井寺」になった、と言われています。

    このお寺の見どころは「春の桜と琵琶湖の絶景」。

    境内には1000本を超える桜の木があり、関西屈指の桜の名所として知られています。
    また、琵琶湖のほとりの高台に位置しているので、境内からは琵琶湖や大津の町並みを一望できます。

    「関西屈指の絶景を見たければ三井寺へ!」

    今回はそんな三井寺を訪れました。

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    Contents:

    1. 三井寺の歴史について
    2. 三井寺について
    3. 参拝の注意点
    4. 三井寺の見どころ
    5. 三井寺の動画・写真
    6. 三井寺の御朱印
    7. 三井寺の行き方・アクセス方法
    8. 三井寺周辺のホテル検索・予約

    1.三井寺の歴史について

    三井寺の紹介をする前に、ちょっとこのお寺の歴史を勉強をしてみましょう。
    そうすることで、より一層楽しめると思います。(○´艸`)

    三井寺は、7世紀頃に古代近江の氏族・大友氏氏寺として創建されました。
    開基はこの大友氏の中心人物、大友与多王(よたのおおきみ)と言われています。

    7世紀と言えば飛鳥時代(あすかじだい)・・・、あの奈良の法隆寺の創建と同じ時代ですね。
    数ある京都や滋賀の寺院の中でも、かなり古い歴史を持つお寺です。

    その後、9世紀天台寺門宗宗祖の円珍(えんちん)によって再興されました。
    彼は智証大師(ちしょうだいし)という諡号を持ち、晩年には「黄不動(きふどう)」を悟ったと言われています。

    この黄不動の仏画は、高野山明王院の「赤不動」青蓮院の「青不動」と共に、日本三不動の一つに数えられています。
    (黄不動は秘仏であり、特別公開期間にしか公開されません、)

    また、このお寺のご本尊は金堂に納められている弥勒菩薩、三井寺が創建された際、天武天皇が下賜したと言われています。
    現代に至るまで「絶対の秘仏」とされおり、何と今までに誰も見たことが無いとまで言われている幻のご本尊です。

    そんなこのお寺で覚えておきたいキーワードは、「不死鳥の寺」。
    このお寺は、「不死鳥の寺」とも言われているんですよ。

    おぉ、なんだか格好いいキーワードですね・・・。d(*゚ー゚*)

    何故か?

    実は、このお寺の歴史を紐解くと、まさに「苦難の歴史」だったんですね。
    最大の苦難は、比叡山延暦寺との抗争でした。

    このBlogでも何度も取り上げている「比叡山延暦寺」のヤンチャっぷり再び!
    当時の延暦寺は、やんちゃなお寺として有名で、他の宗派の弾圧は朝飯前でした。

    が、お気づきの通り、三井寺は「天台宗」です。

    あれ?延暦寺も天台宗なんだけど・・・。それでも弾圧されたの?

    そうなんです。

    延暦寺も三井寺もどちらも同じ天台宗ですが、天台宗の内部では、昔から延暦寺派閥と三井寺派閥の対立が続いていました。
    んで、10世紀頃には、とうとう比叡山の宗徒によって、このお寺は何度も焼き討ちに遭っちゃいます・・・。
    この焼き討ちは、大規模なもので10回、小規模なもので50回にも上るというからたまったもんじゃなかったでしょうね・・・。

    延暦寺さん、怒らせるとまじパネェっす。怖ぇっす。

    ちなみに、延暦寺は「山門派」、三井寺は「寺門派」と呼ばれていたので、この両者の抗争は「山門寺門の抗争」と呼ばれています。

    しかーも、このお寺の苦難の歴史はまだまだ続いちゃいます。

    桃山時代1595年には、あの豊臣秀吉の怒りに触れてしまい、お寺の土地の没収、事実上の廃寺にされちゃいます。
    三井寺が、なぜ豊臣秀吉を怒らせたのかは、未だに謎なんですけどねー。

    しかし、1598年、秀吉は自らの死の直前になって前言撤回、三井寺の再興を許可しました。
    これは、三井寺の祟りを恐れたからだと言われています。
    祟りが怖いなら、最初からいちゃもんつけなければ良かったのにね・・・。

    そのため、現在の三井寺の境内や建物は、ほぼこの頃に整備されたものなんですね。

    歴史を振りかえると、まさに踏んだりけったり、よく今まで生き残ってきたよね!って言いたいほどの黒歴史です。
    しかし、こうした歴史上の苦難を幾度と無く乗り越え、再興されてきたこのお寺は・・・、

    まさに「不死鳥の寺」!!

    という名に相応しいんですね。

    教訓:人生、不動明王の如く耐えれば不死鳥のように蘇るチャンスがある・・・かも。

    おしまい。

    2.三井寺について


    開門時間:8:00 ~ 17:00
    参拝料:600円(大人), 500円(中・高校生), 200円(小学生)
    住所:〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町246
    連絡先:077-522-2238
    創建:7世紀
    開基:大友与多王(よたのおおきみ)
    宗派:天台寺門宗
    ご本尊:弥勒菩薩

    園城寺(おんじょうじ)は、滋賀県大津市にある、天台寺門宗総本山の寺院です。
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    このお寺には、三井寺(みいでら)という通称があり、こちらの方が一般的に良く知られている名前ですね。

    創建はあの奈良の法隆寺と同じ飛鳥時代。
    数ある京都や滋賀の寺院の中でも、かなり古い歴史を持つお寺です。
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    境内には1000本を超える桜の木があり、関西屈指の桜の名所として知られていますよ!
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    また、琵琶湖のほとりの高台に位置しているので、境内からは琵琶湖や大津の町並みを一望できます。
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    拝観料は600円(大人)です。
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    それでは、三井寺の見どころを見ていきましょう!!
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    3.参拝の注意点

    国宝の光浄院、勧学院への拝観は、3名以上で事前の予約が必要です。

    ・神社やお寺の正式な参拝方法は以下の記事を参考にしてくださいね。




    4.三井寺の見どころ

    *のついている見どころは有料エリアです。

    仁王門 (重要文化財):Nio-mon gate (Important cultural property)

    こちらが、仁王門(におうもん)です。
    室町時代1452年に、甲賀にある常楽寺の表門として建立されました。
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    江戸時代1601年に、徳川家康の寄進により現在の場所に移築され、重要文化財に指定されています。
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    釈迦堂 (重要文化財)*:Shaka-do hall (Important cultural property)*

    こちらが室町時代初期に建立された、釈迦堂(しゃかどう)です。
    釈迦如来を本尊とし、重要文化財に指定されています。
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    金堂 (国宝)*:Kon-do hall (National treasure)*

    こちらが桃山時代1599年に、豊臣秀吉の正妻・北政所(きたのまんどころ)の寄進により再建された、金堂(こんどう)です。
    国宝に指定されています。
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    光浄院 (国宝)*:Kojo-in (National treasure)*

    光浄院は桃山時代1601年建立で、国宝に指定されています。三井寺の中で最も高い格式を持つ小院です。
    こちらは通常非公開、3名以上の事前予約で特別に拝観することができます
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    勧学院 (国宝)*:Kangaku-in (National treasure)*

    勧学院は桃山時代1600年建立で、国宝に指定されています。三井寺の学問所としての役割がありました。
    こちらも通常非公開、3名以上の事前予約で特別に拝観することができます
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    三井の晩鐘 (重要文化財)*:Evening Bell of Mii (Important cultural property)*

    三井寺の梵鐘は重要文化財に指定されており、三井の晩鐘として親しまれています。
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    この梵鐘は、平等院神護寺の梵鐘と並び、「天下の三名鐘の一つ」、また「近江八景の一つ」にも数えられている名鐘です。
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    閼伽井屋 (重要文化財)*:Akai-ya (Important cultural property)*

    こちらが桃山時代1600年に建立された閼伽井屋(あかいや)です。重要文化財に指定されています。
    この中には、「天智」「天武」「持統」の三代天皇の産湯として使われた霊泉が湧いているとされます。
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    霊鐘堂 (重要文化財)*:Reisho-do hall (Important cultural property)*

    こちらが霊鐘堂(れいしょうどう)です。
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    この建物に保管されている梵鐘は奈良時代に作られたものです。
    「弁慶の引き摺り鐘」と呼ばれ、重要文化財に指定されています。
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    こちらは、武蔵坊弁慶が使っていたと言われる大釜です。
    武蔵坊弁慶は実在の人物ではなく、比叡山延暦寺から源義経を庇護した僧侶たちのことを指す、とも言われているんです。
    そのため、この梵鐘や釜は、このお寺と延暦寺の抗争を象徴する遺構として知られています。
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    一切経蔵 (重要文化財)*:Issai-Kyozo (Important cultural property)*

    こちらが桃山時代1602年に再建された、一切経蔵(いっさいきょうぞう)です。
    重要文化財に指定されています。
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    唐院 (重要文化財)*:To-in (Important cultural property)*

    唐院(とういん)は、中興の祖である円珍の墓所であり、唐より持ち帰った経典を納めた場所です。
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    唐院 三重塔 (重要文化財)*:Three-Storied Pagoda of To-in (Important cultural property)*

    こちらが桃山時代1601年に、徳川家康の寄進により移築された、三重塔です。
    重要文化財に指定されています。
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    唐院 潅頂堂 (重要文化財)*:Kanjo-do hall of To-in (Important cultural property)*
    唐院 大師堂 (重要文化財)*:Daishi-do hall of To-in (Important cultural property)*

    手前の建物が江戸時代1629年に建てられた、潅頂堂(かんじょうどう)です。
    裏手にある建物は、安土桃山時代1598年に建てられた、大師堂(だいしどう)です。
    潅頂堂は修行道場、大師堂は円珍の像を祀る廟としての役割があり、いずれも重要文化財に指定されています。
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    唐院 長日護摩堂*:Goma-do hall of To-in*

    こちらが江戸時代に建てられた、長日護摩堂(ちょうじつごまどう)です。
    護摩行を行う道場としての役割があります。
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    唐院 四脚門 (重要文化財)*:Shikyaku-mon gate of To-in (Important cultural property)*

    こちらが、安土桃山時代1598年に建てられた四脚門(しきゃくもん)です。
    重要文化財に指定されています。
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    村雲橋*:Murakumo-bashi bridge*

    境内の参道には、村雲橋(むらくもばし)と呼ばれている橋があります。
    その昔、円珍がこの橋で雨乞いをした所、橋の下から雲が湧き立ったという古事が名前の由来です。
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    微妙寺*:Bimyo-ji Temple*

    こちらが、三井寺の小院の一つである微妙寺(びみょうじ)です。
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    十一面観音をご本尊とし、湖国十一面観音霊場の第一番札所です。
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    毘沙門堂 (重要文化財)*:Bishamon-do hall (Important cultural property)*

    こちらが江戸時代1616年に建てられた、毘沙門堂(びしゃもんどう)です。
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    毘沙門天を祀る極彩色のお堂で、重要文化財に指定されています。
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    観月舞台*:Kangetsu (moon-viewing) stage*

    こちらが江戸時代1849年に建てられた、観月舞台(かんげつぶたい)です。
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    古来より観月の名所として知られ、琵琶湖や大津の町並みを一望できます。

    観音堂*:Kannon-do hall*

    こちらが江戸時代1689年に建てられた、観音堂(かんのんどう)です。
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    如意輪観音をご本尊とする、西国三十三所観音霊場の第十四番礼所です。
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    鐘楼*:Shoro (Bell tower)*

    こちらが江戸時代1814年に建てられた、鐘楼(しょうろう)です。
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    こちらの鐘楼には、朝鮮鐘という形式の梵鐘が吊られています。
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    絵馬堂*:Ema-do hall*

    こちらがお寺に寄進された絵馬を奉納する、絵馬堂(えまどう)です。
    休憩スペースとして開放されており、琵琶湖や大津の町の景色を見ることが出来ますよ。
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    5.三井寺の動画・写真

    ■YouTube:春・桜が満開の三井寺の境内:Precincts of the Mii-dera (Otsu City, Shiga) 

    ■Flickr:三井寺:Mii-dera (20170413)

    三井寺:Mii-dera (20170413)

    6.三井寺の御朱印

    三井寺には6種類の朱印があります。
    今回私は「三井寺の本尊・弥勒佛」と「微妙寺の本尊・十一面観音」の御朱印を頂きました。
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    こちらが三井寺の本尊・弥勒佛の御朱印です。
    金堂で頂くことができます(300円)。
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    こちらが微妙寺の本尊・十一面観音の御朱印です。
    微妙寺で頂くことができます(300円)。
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    7.三井寺の行き方・アクセス方法

    三井寺の最寄り駅は「京阪石山坂本線 三井寺駅」です。
    (JR大津からバスで行くことも出来ます。)

      乗換え案内

    ■ルート例(大阪駅→京阪石山坂本線 三井寺駅)
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    ■ルート例(なんば駅→京阪石山坂本線 三井寺駅)
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    ■ルート例(京都駅→京阪石山坂本線 三井寺駅)
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    ■京阪石山坂本線 三井寺駅から徒歩で行く場合

    徒歩約10分(600 m)です。

    ■JR大津駅からバスに乗車する場合

      バス乗換え案内

    ●26系統[大津京駅行き]
    ●66,66A系統[比叡平行き]


    バス会社:京阪バス
    行先・系統:26系統[大津京駅行き]66,66A系統[比叡平行き]
    乗車バス停:大津駅[乗り場3]
    降車バス停:三井寺
    運賃:210円
    所要時間:約10分

    ■タクシーで行く場合

    京都駅から:4,610円 ~ 5,680円(約25分)
    京阪 祇園四条駅から:4,130円 ~ 5,120円(約20分)
    JR大津駅から:1,010円 ~ (約10分)

    ・タクシー運転手に行き先を告げたい場合
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    ・タクシーを呼びたい場合
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    [タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]

    [タクシー配車連絡先: 大津駅周辺]

    8.三井寺周辺のホテル検索・予約

    いかがでしたか?

    是非一度足を運んで見て下さい!!

    それでは楽しい旅を!( *´艸`)

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