厭離庵(えんりあん)は、京都府京都市右京区にある臨済宗天龍寺派の小さなお寺です。
日本人なら誰でも一度は耳にした事のある「小倉百人一首(おぐらひゃくにんいっしゅ)」。
このお寺は、藤原定家(ふじわらのていか)により小倉百人一首が撰ばれた小倉山荘の跡地に建てられています。
まさにここが小倉百人一首の生誕の地なんですね。
またこのお寺は、毎年紅葉の季節に限り期間限定で境内が公開されます。
そのため、小さなお寺ですが、京都・嵐山の紅葉の名所としても知られています。
厭離庵の「厭離」という言葉には「飽きることが無い」という意味があります。
その名前の通り、飽きることが無いとても素敵な紅葉を見ることができましたよ!!
今回はそんな厭離庵を訪ねてきました。
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Contents:
1.厭離庵について
厭離庵(えんりあん)は、京都府京都市右京区にある臨済宗天龍寺派の寺院(尼寺)。山号は如意山。本尊は如意輪観音。
この寺のある場所は鎌倉時代初期の公家藤原定家の山荘跡と伝えられ、江戸時代に入り定家の子孫である公家冷泉家が再興して寺としたのに始まるという。
引用(citation):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%AD%E9%9B%A2%E5%BA%B5
開門時間:9:00~16:00
参拝料:500円
住所:〒616-8427 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
連絡先:075-861-2508
創建:江戸時代中期
開基:霊源禅師
宗派:臨済宗天龍寺派
ご本尊:如意輪観音
厭離庵(えんりあん)は、京都府京都市右京区にある臨済宗天龍寺派の小さなお寺です。
ご本尊は如意輪観音です。
藤原定家(ふじわらのていか)がこの地に’小倉山荘’を造り、ここで小倉百人一首(おぐらひゃくにんいっしゅ)を撰んだと伝えられており、厭離庵はその跡と言われています。
小倉百人一首は、藤原定家により選定された和歌100首を襖絵として飾ったことが起源と言われています。
和歌と言えば’小倉百人一首’と言うほど日本人には良く知られていますよね!!
私も小学生のときに暗記させられました・・・!!もう忘れましたがww
2.拝観に関する注意点
厭離庵を拝観する際には、以下の2点に注意しましょう。
①期間限定公開
厭離庵は紅葉の期間のみ、一般に公開されます。
公開期間:11月1日~12月7日
*上記期間以外は要予約であり、基本的には非公開です。
*公開期間は変わる可能性があります。(上記は2016年シーズンの情報)
②入口が分かりにくい
GoogleMapなどを利用して厭離庵に行くと、入口がどこか必ず迷うと思います。
GoogleMapでは入口が北側(裏側)になっていますが、実際の入口は南側(表側)にあります。
詳しくは「6.厭離庵の行き方・アクセス方法」を参照してください。
3.厭離庵の紅葉
紅葉シーズンの終盤、12月6日(火)の午前中に訪問してみました。
紅葉シーズンの終わりごろだったので、観光客は殆ど居ませんでいた。(3~4人ぐらい。)
スタッフに聞いたところ、紅葉真っ盛りの休日の場合、小さな境内は観光客で溢れかえるそうです・・・。
ここは紅葉が散った後、紅葉が絨毯のようになるいわゆる「散り紅葉」がとても綺麗です。
なので、ちょっと時期をずらして遅めに行くと良いかも知れませんね。
それでは、厭離庵の紅葉の動画と写真をどうぞ!
■動画(Youtube):厭離庵(京都・嵐山):Enrian Temple(Arashiyama, Kyoto)
■写真
如何でしたか!?
小さな境内の庭園が紅葉の落ち葉で埋まる様子はとっても綺麗ですよ!!
4.厭離庵の見どころ
- 山門:San-mon gate (Temple gate)
- 時雨亭:Shigure-tei
- 書院と庭園:Shoin (Study hall) and Garden
- 本堂:Hon-do hall (Main temple)
- 定家塚:Teika’s mound
●山門:San-mon gate (Temple gate)
こちらが入口の山門(さんもん)です。とっても小さな入口です。
●時雨亭:Shigure-tei
こちらが1923年に再建された茶室の’時雨亭(しぐれてい)‘です。
この建物は、藤原定家の時代にあった書院「時雨亭」に因んで再建されました。
●書院と庭園:Shoin (Study hall) and Garden
境内の中央には書院(しょいん)が建てられています。
書院の前には庭園が広がります。
縁側に腰掛けてゆっくりと庭園を見ることができます。
●本堂:Hon-do hall (Main temple)
境内の奥にある建物が本堂(ほんどう)です。
この建物は1950年に台風で倒壊したため、1953年に再建されています。
●定家塚:Teika’s mound
藤原定家を偲び建立された定家塚(ていかづか)です。
本堂の横に建てられています。
5.厭離庵の御朱印
このお寺の御朱印の墨書きは藤原定家が詠んだ和歌です。
“来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ“
現代風意訳:「松帆の浦の夕なぎの時に焼かれている藻塩みたいに、私の身は来てはくれないあなたを想って、恋い焦がれていますよ!」
恋人を待つ辛抱たまらん御仁を詠んだ歌ですね・・・!!
6.厭離庵の行き方・アクセス方法
厭離庵の最寄り駅は「嵐電 嵐山駅」若しくは「JR 嵯峨嵐山駅」です。
■嵐電 嵐山駅→厭離庵
嵐電 嵐山駅から厭離庵は徒歩またはバスで向かいます。
入口が非常に分かり難いので注意してください!!
・徒歩の場合
・バスの場合
[時刻表]28系統
バス会社:京都市バス
行先・系統:28系統[大覚寺行き]
乗車バス停:嵐山天龍寺前
降車バス停:嵯峨釈迦堂前
運賃:230円
所要時間:約6分
■タクシーで行く場合
京都駅から:3,970円 ~ 4,880円(約25分)
京阪 祇園四条駅から:3,810円 ~ 4,640円(約25分)
嵐電 嵐山駅から:770円 ~ 880円(約5分)
[タクシー配車連絡先: 京都駅周辺]
いかがでしたか?
是非一度足を運んで見て下さい!!
それでは楽しい旅を!( *´艸`)
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